2012年10月12日金曜日

tanaprojectの活動を紹介します。


〜棚と一緒につくる楽しさを届けたい!
 東北で棚づくりワークショップをおこなうtanaproject
昨年3月に起こった東日本大震災。
当時の避難所は周りとの仕切りもなく、モノが床にごちゃごちゃと置かれたまま
不便な生活を送っていました。
仮設住宅へ移っても収納は押し入れしかない状態・・・。 

そこで、避難生活をおくる方々に棚を届けるプロジェクト
tanaproject(たなプロジェクト)」がスタートしました。
しかも出来上がったものを届けるのではなく、
自分たちが使うものをみんなでつくり、つくる楽しさも一緒に届けるのです。
 
材料は軽くて丈夫、持ち運びも便利な「トライウォール」です。
そう、エコフィンに使われているのと同じ素材です。
デザインはシンプル、引き出しがあって、重ねてもわけても使える、
接着剤を使って簡単に組み立てられて、
でも二人で協力しあわないとつくれないのがポイント。
ふたりで協力しないと組み立てられないのがポイント!
( tanaproject HPより http://tana-project.blogspot.jp )
仮設住宅には知らない人同士が住んでいたり、また沢山の大切なものや家族との
絆を失った人もいます。協力してつくることで会話がはじまり、笑顔が生まれ...
新しいコミュニケーションが生まれていくのです。
 
組み立てた棚には絵の具で絵を描いたり、カラーテープで模様をつくって
完成させます。
何度も参加してくれる男の子、
住んでいた家の庭を描いたおばあちゃん、
大好きな果物、虹色や宇宙の棚も!
子どもも大人もお父さんもおばあちゃんも幅広い世代の方が参加し、
手作りの楽しさに夢中になって、棚が完成した後も自然と笑顔の和が
広がっていきます。
元気な棚がたくさん出来ました!
( tanaproject HPより http://tana-project.blogspot.jp )

宮城県石巻市で第一回目のワークショップがスタートしてから
一年間の間に27回のワークショップを開催、つくった棚は569個にのぼるそうです。
スマイル棚!おしゃべりだって出来そう!
( tanaproject HPより http://tana-project.blogspot.jp )
震災から一年半が経過し、メディアでの報道も少なくなる中、
東北ではこれまでの生活にできるだけ近づけたいと、日々生きている人々がいます。
そしてtanaprojectは、今も現地でのニーズに応えるために棚を届け続けています。
今後も活動を継続させていくため、先日東京でチャリティーワークショップが
三日間にわたり開催され、こちらにも大勢の参加者が集まりました。
9月15日港区のSHIBAURA HOUSEで開催されたワークショップの様子
棚の材料となるのはトライウォール
ボンドやたくさんのテープは活動に賛同する方や企業からの支援。
いつも必ず誰かが棚の中にはいっちゃうそうです。
とっても上手に模様を描いていた女の子 。
今回は棚だけでなく気軽に参加出来る、トライウォール製のフォトフレームもありました。
今はお金をだせば、何でも手に入る時代です。
壊れたら捨てて、新しいものを買う...
でも、本当にそれでいいのかしら??
自分で工夫してつくったモノなら特別な愛着がわいてきて、
きっと大切に使うでしょうし、壊れたら修理をして、またいのちを吹き込むでしょう
このプロジェクトは被災地の支援にとどまらず、現代人が忘れてしまった、
物をつくり大切にすることを思い返させてくれます。
そして「本当に大切なことって何だろう」と考える、きっかけにもなっているのでは
ないでしょうか?

ウィルライフでは活動当初より協力・応援をしてきました。
一周年を迎えエネルギッシュに活動を続けるtanaproject
ぜひご支援をよろしくお願い致します。

tanaprojectでは一周年記念「たなのほん(一冊500)を販売しています。
 これまでの活動や想い、tanaprojectがぎゅっとこめられた小冊子です。
 売上金は活動資金にあてられます。
 エコフィン・ラボにも置いてますので、ご希望の方はラボのスタッフに
お声をかけてください。

0 件のコメント:

コメントを投稿