2012年10月17日水曜日

【宇宙ヘチマ生育日記 その10】ヘチマ水をとってみよう!


10月も体育の日を過ぎた頃からは、随分と冷え込みが感じられるようになりました。
5月に種をまき、成長を日々見守ってきエコフィン・ラボの「宇宙ヘチマ」とも
そろそろお別れの時期が来たようです。
9月に入り、肥料をあげてからは見違える程の成長でした。
葉はどんどんと大きく青々と茂り、ツルも太くなっていきました。
雨が降ろうが台風が来ようがしなやかに耐え、植物がもつエネルギーに驚かされました。
気温もまだまだ高い日が続いていましたので、期待は高まりましたが、
残念なことに結局ヘチマに花は咲かぬまま・・・。
一番大きな葉は、顔よりもはるかに大きく!
一方、こちらはゴーヤとヘチマのコラボレーション。
同じく肥料をあげてからの成長は著しく、すっかりインフォーメーションボードを
覆い尽くしてしまいました。
 毎日たくさんの花を咲かせ、大小のゴーヤがあちこちにぶら下がっています。
遅れて成長した割には、随分としっかりとしたゴーヤがなりました。
 サラダにゴーヤチャンプルにと、おかげで10月に入ってからも夏の名残りを
楽しませてもらいました。

さて、ここまで大きくなった「宇宙ヘチマ」。
残念なことに花が咲かなかったので種を採ることは出来ませんでしたが、
せっかくですので、ヘチマ水を採ってみることにしました。
本来ヘチマ水をとるのに一番よいとされているのは、仲秋の名月の夜だそうです。
そう、満月の夜。
月の引力が関係しているのでしょうか。
作物は満月の日に種をまくと良く育つとか、
新月の日に伐採した材木は虫がつかず、狂いも少ないなど聞いたことがありますが、
植物も私たちも地球の一部、宇宙の一部。
月のチカラが植物にも影響を与えているのは当然かもしれませんね。

仲秋の名月からは随分と時間がたってしまいましたが、ヘチマ水とりに挑戦です。

[ヘチマ水のとり方]
①良く洗い、煮沸消毒したビンを用意。
②ヘチマの茎を根本から約50〜60cmのところでっっや斜めに切り、
 地面と繋がっている方の茎をキレイに拭いてビンの口に差します。
③虫が入らないように、布や脱脂綿などでビンの口を覆います。
 (気温が高い時ならば、温度が上がらない様にビンを袋や新聞などでくるむと
 良いでしょう)
④翌朝、ビンにたまったヘチマ水を別の容器に移します。
 切り口を一日一回切り直せば、3日ほどはヘチマ水がとれるそうです。
約5ヶ月間、楽しませてくれてありがとう。
茎を切るのは忍びなかったのですが、感謝の気持ちをこめてチョキン!
たまったヘチマ水はコーヒーフィルターなどで濾過し、鍋で煮沸します。
煮沸消毒したビンなどにつめて冷蔵庫にいれておけば長期間保存できるそうです。

ヘチマ水にふくまれるサポニンには、皮膚細胞を活性化させ、
日焼けや火照りを抑える抗炎症効果があるそうで、美肌効果や皮膚トラブル改善効果、
保湿効果などなど、昔から民間薬として重宝されてきました。
いまでこそ科学的に成分が分析されていますが、昔の人はよくその効能を見つけ
出し伝えてきたものですね。
ポターリ・・・ポターリ・・・
一滴ずつヘチマ水がビンの底にたまっていきます。
ヘチマがなくなったエコフィン・ラボのエントランスはすっかり片付き、
少し寂しくも感じます。
そこで!
間もなく宇宙プロジェクトの第二弾が始まります!
さあ、次はどんな宇宙帰りの植物がエコフィン・ラボを彩るのか???
乞うご期待!

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宇宙ヘチマ生育日記その9
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