2012年3月30日金曜日

エコフィン・ラボ 4月のイベントスケジュール

花の蕾みがほころぶことを、”花が微笑む(えむ)”とも言うそうです。
あと、数日もすれば東京はさくらの笑顔でいっぱいに!

エコフィン・ラボの近くで、さくらの名所と言えば「青山霊園」。
墓地と墓地の間の通りに屋台がでたりして、とってもにぎやか!
お花見にいらした時は、ぜひラボまで足を伸ばしてみて下さいね。

さて4月のエコフィン・ラボで開催されるイベントをお知らせ致します。


”季節を楽しむ花”サロン テーマ「トルコキキョウ」
4月4日(水) 13:30〜

毎回、季節のお花を使ったアレンジメントを楽しむ花サロン。
今回はペットボトルをリサイクルして、エコなフラワーベースを手作り。
そこに季節のお花をアレンジしていきます。

手作りやお花が好きな方に、おすすめです!

http://www.willife.com/?p=1270

「エコ棺」からはじまる"私らしい”葬送
4月13日(金)13:30〜
誰もが経験するお葬式が環境に負荷をかけていたなんて・・・。
地球環境の現状と私たちのライフスタイルとの繋がり、また
環境配慮棺エコフィンを通して「人と地球にやさしいお葬式」に
ついてお話します。
http://www.willife.com/?p=1310


「女性は最期まで美しくありたい〜天使服〜」
4月18日(水)13:30〜
「おしゃれだったお母さんには最期の時も美しくいてほしい…。」
そんな願いを叶える美しい仏衣があるのをご存知ですか?
この日は姉妹ソーイングの深田さんに旅立ちの衣装「天使服」について
お話頂きます。


「輝かせよう!世界でひとつだけのダイヤモンド」
4月20日(金)13:30〜
「遺骨からつくるダイヤモンド」についてアルゴダンザ・ジャパン
法月代表にお話して頂きます。毎回お問い合わせの多いセミナーです。
家族の想いを永遠につなぐたった一つのダイヤモンドのお話、
お聞きになってみませんか?


家族円満計画「想いを伝える遺言、ってどうすればいいの?」
4月25日(水)13:30〜
相続や遺言って、大切なこととは思っていても、なかなか誰かに相談しづらいもの。

「遺言ってどうやって書くの?」
「そういえば、我が家の場合は・・・」

この日は行政書士事務所 九條 代表の橋本高さんに、

遺言書についてのお話をお聞きします。
ご質問にも丁寧にお答えくださるので、どうぞお気軽にお越し下さい。

毎月のイベントは、こちらのカレンダーからもご覧頂けます。



★イベント参加ご希望の方は、
    ご参加希望のイベント日時、お名前・住所・TEL・E-mail ・人数を  
    明記して頂き FAX(03-6861-3356) または
    e-mail(ecoffinlabo@willife.com)  にて、お申し込み下さい。
 お問い合わせはお気軽にお電話(TEL:03-6861-3355)下さい。

皆様にお会い出来ますのを、スタッフ一同楽しみにしております!





2012年3月26日月曜日

エコフィンのことについてお話しします。


名前は、エコ+コフィン=エコフィンという造語です。
5年前にデビューしました。
そのエコフィンには、2つのことを大切にして開発させていただきました。

ひとつには、「素材」です。
この地球上では、1秒間にサッカーコート1面分(テニスコート20面分)の森林が破壊されています。ものすごいスピードです。
そして、残念なことにインドネシアの木材は50~80%が違法伐採だといわれています。(WWF資料より)
そして、日本国内で一般的に利用されている「合板製棺」は、ほとんどがインドネシア産の熱帯林の南洋材を主材にしているのです。

そして、二つ目は「火葬」するということです。
合法であったとしても伐採後、製品化され、葬送に利用され消えてしまうことです。
製品としてのライフサイクルが、他の木製品と比較して極端に短いと言うことです。
さらに、その瞬間にまたCO2を排出してしまうことです。
本来「地球の肺」とも言われる熱帯林がCO2の吸収削減どころか、違法伐採で、森は荒らされ、破壊の一途にあるということです。これが温暖化の要因にもなっています。

これを少しでも減少させることができれば・・・というのがエコフィン開発のきっかけでした。

◆エコフィンは、素材ひとつひとつも吟味しています。
エコフィンの主材のトライウォール・パックは森林認証制度(SFI)の元で管理された森林からの資源を使用し、違法伐採とは無縁です。
合板から、トライウォール・パックに変更するだけで製造量が50%以上増加し、資源の有効利用になります。
また、表面を覆う布地や製造の為の接着剤も基本は植物由来の製品を使用し、少しでも地球環境への負荷を低減することを目指しました。
しかし、素材をいくら吟味しても、葬送で排出されるCO2はゼロには出来ません。

それを、エコフィンでは植林してすべて吸収削減するというプログラムを付けているところが特徴です。
次世代に美しい地球を引継ぐ為です。
今年も5月にご利用いただきましたみなさまの思いと、お取扱店様のご協力で砂漠化が進んでいるモンゴルに植林をいたします。
少しでも、温暖化や砂漠化の防止にお役に立てればと思っています。

エコフィンを通して、みなさんと共に持続可能な社会づくりに貢献して行きたいと願っています。

2012年3月23日金曜日

花言葉は・・・永遠の幸福

卒業式や入学式、お呼ばれの機会が増えるこの時期、こんなにステキなコサージュを
さりげなく胸元に飾ったらオシャレ度がグッとアップしますね!
3月7日に行われたエコフィン・ラボの人気企画”季節を楽しむ花”サロンでは、
生花を使って手作りのコサージュに挑戦しました。
 今日の主役は「ムーンダスト」という、シックな紫色のカーネーション。
花言葉は「永遠の幸福」
花の根本にワイヤーを通して、フローラルテープで巻いていきます。
「コサージュ作りは初めて」という方、
「ずーっと昔にやったことがあるわ」という方、
皆さん、すぐにクルクルと上手に巻けるようになりました。
この日は参加者も講師の方も、ラボのスタッフも全員女性!
花を手にすると何だかやさしい気持ちになりますね。
毎回思うのですが、花は人と人の距離も縮めてくれるようです。
今日もにぎやかに和やかに、笑顔いっぱいのレッスンが続きます。
 色合いを見ながら、同じように作ったフリージアやゼラニウムの葉と組み合わせて・・・
はい、こんなに素敵なコサージュが完成しました!
早速、記念にパチリ。
 レッスンの後は参加された方が差し入れて下さった、
桃の花が入っている春らしい羊羹を頂きながら、皆さんでティータイム。
この日は、トライウォール「エコフィン生命の森」植林活動をご協力頂いている
GNC Japanの方が参加されていたことも在って、植林の話からモンゴルと日本の
葬送事情まで、様々な話題で盛り上がりました。
ラボでよくお出ししているお茶は、ご近所の伊勢半本店「紅ミュージアム」
取り扱っているべにばな茶
べにばな茶は抗酸化作用をもつビタミンEやリノール酸が含まれていて、
アンチエイジングにも効果があり、女性の体にとってもやさしいお茶なんですよ。
のどにフワッと残る、花のような良い香りが気に入ってます。
 さて、次回の”季節を楽しむ花”サロンは4月4日(水) 13:30〜。
どんな時にもそばに一輪あるだけで幸せな気持ちにしてくれる「花」
エコフィン・ラボでそんな「花」のチカラを一緒に学びませんか?
どなたでもご参加頂けます。(参加費無料・定員制)

4月4日の内容詳細は、近日中にHPでアップ致しますので、どうぞお楽しみに!


2012年3月21日水曜日

「願いを叶える」ということ

13年に渡り1500件もの散骨を手がけてきた海洋自然葬「風」の北田さんご夫妻。
今日はお二人にエコフィン・ラボにお越し頂き、海洋散骨の魅力について
お話頂きました。
奥様の京子さんは遺族を支えるグリーフカウンセラーとしても活躍。
お二人の穏やかなお人柄に癒されるご遺族はきっと多いことでしょう。
散骨されるのは、横須賀沖や葉山沖など。
希望により、石垣島やディズニーランド沖、海外へいかれることもあるそう。
遺灰は紙で丁寧に包まれ、故人が好きだったご供養の飲み物やたくさんのお花、
メッセージが書かれた鶴などと一緒に、遺族の手で海へと還ります。
思い出の音楽をかけ、乗船した皆さんで合唱することも。
お孫さんやお子さんが大勢いるときは、遠足気分でとってもにぎやか!
ご遺族が立ち会えない時にも、北田さんはその方が何を愛し、
どんな風に生きていらしたか、確かにここ地球という星に在ったということを
想いながら海にお還ししているそうです。
故人や家族の願いは、北田さんの手に託され叶えられていきます。
海はイルカやクジラをはじめ多くの生物が生息し、私たち全ての生命の源。
太陽が燦々と輝く広い広い海に、鮮やかな花と一緒に遺灰は広がり、
やがて自然の中に還っていきます・・・。

散骨を希望していても、周りの人たちが賛同してくれるか心配に思っていたり
故人の願いは叶えてあげたいけれど、いったいどうすればいいの・・・と
不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、ぜひ心から海を愛する北田さんのお話をお聞きになってみて下さい!
今までに散骨された方々のエピソードや、
北田さんの元にとどくご家族からの感謝の言葉、
そして光輝きながら、海という大自然へと還っていく様子を見ると、きっと
「散骨は素敵だ!」
と感じることと思いますよ。
次回、北田さんからお話をお聞きする日程は、
決まり次第ホームページでご紹介させて頂きます。
ぜひエコフィン・ラボ@西麻布で、広大な海を感じてみませんか?



2012年3月19日月曜日

健康とユーモア


ユーモアの語源は、人間の体の中の液体、つまり体液を意味するラテン語のフモーレス。
中世の医学者たちは、このフモーレスが生命の源流から流れ出て、人体に活力を与えると考えていました。

そのユーモアと笑いが健康に役立つということはご存知だと思います。
アメリカのテキサス州にあるカトリック系の病院は、入院患者が退院するまでの日数が大変短いことで有名。
ある学者がその理由を調査したところ、ここでは看護婦のシスターが、毎日必ず何かひとつユーモアのある話題を見つけて、患者を笑わすことが義務付けられているとのこと。

ユーモラスな話に大笑いする日が続くと、病院の雰囲気が明るくなる。
笑いは呼吸作用を増進し、血液の浄化を助け、ますます患者の自然治癒力は高まり、退院も早くなると言う訳です。

また、騒音の中のストレスの多い環境でかわれたネズミは、その90%近くがガンに。静かなやさしい音楽に包まれていたネズミは、7%しかガンにかからなかったというアメリカの研究もあります。
ネガティブな精神状態と身体的な病気との相互関係を示しています。

ユーモアと笑いに溢れる生活でストレスを溜め込まない生活を心がけたいものですね。

棺桶のイメージ・・・


生活者の葬送に対する意識の変化は、費用や規模だけでなく様々なところに現れています。

私たちの領域で言えば、10年以上前では「棺」は見たくないとう意識は相当強くありました。
しかし、変化したのは女性からでした。
「あら、キレイな棺桶ね」とか「環境にいい棺?」というように言葉にも表し、さらに近づいてきて、あの覗き窓を開けたり締めたり、触ったり、中には入ってみたいとか・・・と変化しました。
ところが、何故か男性はといえば「縁起でもない・・・」といって拒否される方が多く、近寄らずに遠目で棺を見ていると言う状態が続きました。

ところが、今はエコフィンの取扱店である葬儀社様のイベントでの風景で言えば、ご夫婦でエコフィンをご覧になり、「棺もエコかぁ」「やっぱり、おとうさん(ご主人のこと)エコだね、そうしようよ」というように自動車を購入するかのように、棺も自分の葬送時のことを想定して選択する時代になりました。ものすごい変化です。

このように変化しているなかで、先日亡くなられた吉本隆明氏が、『よい「お葬式」入門。』(講談社 2009年発行)というムックの特別インタビューでこんなことを言われていました。 

*以下抜粋です。
当時の僕の恐怖の正体は・・・「自分が焼き場に運ばれて、棺桶の中でジリジリ焼かれていって」というイメージでした。これが頻繁に鮮明に浮かんだものだから、もうたまらなかった。こういう死のイメージって、割合、沢山の方々に共通することではないでしょうか。
・・・と言うのも「風立ちぬ」「美しい村」などの作品を書いた堀辰雄って、非常に美しい場面を書いていって、しかも、そういう叙情をきちんと自分の役割にしている小説家ですよね。しかし、美しいものばかり書いているその堀辰雄の作品をよくよく読んでみたらーーー「自分を入れた棺桶が他人に担がれて、葬列が進んでゆく」それを、棺桶の内側から見ているなんてイメージが描写されているんです。堀辰雄の棺桶は火がつかないので細部は異なるけれども、やはり恐怖は「棺桶」にあるのだなぁ、と驚いたんですね。

と言うことだったんです。
棺の中に入れられ、火葬場でジリジリと焼かれるイメージが私たちに恐怖感を与えていたのでしょう。これはどなたでも一緒だろうと思います。
カタチや色などの見た目に美しいデザインやコンセプトが、住む世界の変化とあわせて、私たちの棺や葬儀のイメージを変えて行くのでしょう。

その吉本氏もその後、「なぜ怖くなくなったのか。これも簡単には説明できないけど、自分の当面した感触を言うとしたら、70歳を過ぎたぐらいの時期に、棺桶のイメージは、知らないうちに消えていったんですよ。」と。

2012年3月15日木曜日

西麻布「三河屋」


西麻布の交差点近くに「三河屋」という定食屋さんがある。フライ専門だ。
11時30分から開店だが、もう遅い。繋がってしまう。
11時15分くらいに店の前にいなければランチ時間がアウトになってしまう。
コツは早めのランチにある。
初めて行列を見た時は、人気のラーメン店かと思った。
フライ専門店が行列をつくるなんてこれまでない。

店内は狭いが、お店の雰囲気も、スタッフの気持の良い対応でこれまたお得な気分。

大事な料理のお話。
これまでミックスフライ定食を3回食べた。
コロッケ2個+メンチカツ+サービス品としてハムかつ+トリのささみの4品が、てんこ盛りのキャベツの周りと上に盛ってある。
初めての時は、どれから食べるか迷う。
ご飯とみそ汁はお変わりOK。
テーブルにはフリカケもおいてある。

さあ、それぞれのフライをいただく。
美味い!どれもいける。
しかし、食べても食べても減らない。
おいしいから完食。

お値段は950円。

お店のおじさんも、たくさん食べてってね、と実にやさしいし、大食漢にはありがたい。私は普通ですが。

閉店は、なんとライス切れ!

是非、お出かけください。
それとも、ランチしませんか?と誘ってください。ごちそうさまです。

三河屋 住所:東京都港区西麻布1-13-15
http://r.tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13001331/dtlmap/

家のお墓には入りたくないのです・・・


昨日、ある女性からお電話いただきました。
遺品整理のキーパーズの本に「宇宙葬」について載っていたので、電話しました。
お客様としばらく、宇宙葬についてあれこれお話させていただきました。

お客様のお話をよくうかがいますと、実は家のお墓には入りたくないということでした。
結婚後、色んなことがあったようで死後は自由にしたいと願っているようなお話し振りでした。
良く聞くお話でもあります。

「宇宙葬」ですと、これまでの例ですと7グラムのご遺骨を宇宙にお届けするので、お客様が希望されているように全骨となると、大変な金額になります。
それでしたら、海への散骨というのもありますが・・・。

「それって禁止されていないのですか?」
「いえ、大丈夫ですよ」「費用も比較的お安いですし・・・」
「例えば、富士山の見えるところで・・・」

明るい声で「私はそれがいい!」

「では、パンフレットをお送りいたしましょうか?」
「おっ、お願いします」(ものすごく嬉しそう)
「遺言書に書いておかなければね・・・」
「そうですね。自筆の・・・」
「では、早速パンフレットをお送りいたしますね」
「よろしくお願いします。ありがとうございます」

約10分間くらいの時間でしたが、お客様の想いが伝わって来ました。

葬送に関する情報は、なかなか必要な人のところには届けにくいものですし、いくら様々な手段を通して情報発信しても、受取手が関心のあるときでなければキャッチしてもらえないというもどかしさがあります。
それでも、あきらめずにお客様が欲している情報を、これからも分かりやすくお伝えできるようにしなかればと思わされたお客様からの電話でした。

自然療法「びわの葉」のチカラ


   人にやさしいことは、地球にやさしい・・・自然療法のこと 

<体験談>
 びわの葉のこと・・・・何年か前の夏、やかんで麦茶を作っていたときのこと。
麦茶をしばらく煮出し、さあこれから冷まそうとやかんを持った次の瞬間、沸騰したお茶を自分の足のももの部分に注いでしまいあわてて水で冷やした。しかし痛みは取れない。

 そこで、慌ててある畑のそばに植わっているびわの葉っぱを調達。赤くなっているところにとにかく貼って湿布した。かなり広い範囲で、「どうしよう、このままにしておいて大丈夫だろうか」と思いつつもやけどをしたのは夜のこと、病院に行くには救急を探す必要あり。そのまましばらく様子をみた。
すると痛みがだんだん治まってきていた。そのまま朝を迎えてびっくり。

 それは、びわの葉っぱが当たっていなかったやけどの端っこのわずかな部位は酷い水ぶくれになっている。しかし、びわの葉で湿布のできていた部分は、痛みも治まり赤みも薄くなり、熱湯がかかったなんて嘘のような状態にまで回復していた。

 これにはほんとうに驚いた。その後、その最初にびわの葉っぱが当たっていなかった部分があったことに後悔しながら、その水ぶくれになったやけどを治すのにからり時間を要した。「自然療法」という本に記されていることを実行して様々な病状を多く改善や回復につなげる経験をしたのは事実です。

 これらのことから感じたり学んだことは、自然の中に多くの力が秘められていて、私たちはそれらによって助けられる可能性を持っているのだということ。場合によっては、その力の方が大きいこともあるのだということに気づいておきたいものだということ。

 ○琵琶の葉の使い方 やけどをしたとき、なるべく古いごわごわの葉っぱを選び洗って水分を拭取り、葉の表(つるつるの面)をやけど面に貼る。

2012年3月14日水曜日

I'm so sleepy〜どうにも眠くなる展覧会〜

私たちは誰もが毎日眠って、毎日夢をみているのに、
意外と「眠り」や「夢」の知識は少なく、深く考えたことはないかもしれません。
24時間光と音が溢れる都心、インターネットでいつでもどこでも、
地球の反対側の人とだって繋がるようになった現代、
私たちの時間や空間にたいする概念は大きく変わりました。

多様化したそれぞれのライフスタイルを通して、ひとりひとりが
「眠り」を見つめ、感じ、考え、眠る(!)展覧会が東京世田谷区で開催されています。


会場内には、眠っている間に体内でおきている変化やリズムを
分かりやすく展示していたり、
「何でこんな夢をみたんだろう」って思うことありますね。
「夢」をみる仕組みの解説や、世界で違う「夢」の捉え方のスライドも。
どうにも眠くなっちゃうのは世界の「ねどこ」体験コーナー。
ハンモックあり、ハイジのような藁のベッド有り、
そして、以前静岡のお店に伺ったことのある菊屋さんの蚊帳を発見!
世界中に安眠・安心をとどけようと、力強く眠りの大切さを伝え続ける菊屋さん。
この蚊帳は天然ヘンプ(麻)で出来ています。
余分な水分を吸収発散する麻の蚊帳の中は、室温より2〜3度低く
感じられるのだとか。殺虫剤の使用抑制も出来るので、
アトピーや喘息にも効果があり、「安らかな眠り」のために
今蚊帳が見直されているのだそうですよ。

この日も長ーいこと、中の方は眠っていた様子。
蚊帳の中って、何だか落ち着ける、不思議な空間ですものね。

会場内はどこからともなく水琴屈の静かな音が響き、
柔らかな間接照明のほのかな灯り・・・。
ゆっくりと眠るためには、その環境も大切なのですね。

「世界中が平和で人々が安心して安眠出来るように。
毎日毎日の眠りの繰り返しが人生ですね。
そして健やかにから、いつか安らかに永久の眠りに・・・」
菊屋の三島治さんの言葉です。

朝、太陽とともに目覚めて、明るい光の中活動的に過ごし、
だんだんと夕方の暗がりとともに眠くなってきて、
そして、夜深く穏やかな眠りが訪れる・・・。
今の私たちの脳みそは進化しすぎて、いろんなことを考えすぎて
眠れなくなってしまっているのかもしれません。

私たちの一生も、まるで同じよう。
一日に終わりがあることを意識して、穏やかな眠りを見つめた時、
本当の意味で自分らしくどうやって「生きる」かが、見えてくるのでは...
そんなことを考えさせられました。
皆さんも、自分らしい眠りを見つけに行ってみませんか?
どうにも眠くなっても、会場では誰も起こさないそうなので(閉館まで)
どうぞお気を付けて・・・。

2012年3月18日(日)まで
三軒茶屋キャロットタワー3/4F
生活工房ギャラリー/ワークショップルーム







世界の死亡原因 第1位は「飢餓」!


日本国内での死亡原因の1位は「ガン」です。
しかし、世界でとなると驚きました。「飢餓」で、1分間に17人「飢餓」で亡くなっている。

食料がなくて亡くなっている人がいるということです。飽食の日本の中にいたら、全く気がつかないことです。

飢餓のない世界の実現のために「ハンガーゼロ」運動を推進している日本国際飢餓対策機構によれば、今も世界では9億2500万人が、食べるものがなく「飢餓」で苦しんでいて、世界の7人に1人、アフリカ全体で3人に1人が飢えているとのことです。

◆アジア・太平洋 5億7800万人

◆サハラ以南のアフリカ 2億3900万人

◆中東・北アフリカ 3700万人

◆ラテンアメリカ・カリブ海 5300万人

で、食料は足りないのかというと、実は世界では、穀物だけでも世界中の人が生きていくのに必要な量の倍以上近くが生産されて、他の食料をあわせればあまりあるほどのものがあるということです。

世界の穀物生産量(2008年)
22億2450万t÷67億4970万人=1人330kg(井年の必要穀物量は1人180kg)
しかし、世界の飢餓人口は減るどころか増え続けています。

世界人口の18%が先進国に住み、世界の穀物の39%を消費。
5分の1の先進国の人が、世界中の穀物の5分の2を消費。
そして、世界の5分の4の開発途上といわれる国に住み、世界の5分の3の穀物で暮らしています。

干ばつによって作物の収穫が減り、深刻な食糧難に陥いっています。
干ばつの要因はいろいろあるのかもしれませんが、私たちのCO2を大量に排出する快適な暮らしが負荷をかけているのかもしれません。
世界の人々が安心して暮らせる、持続可能な社会づくりが求められています。
私たちひとりひとりは、どのようなアクションをする必要があるのでしょうか。

2012年3月13日火曜日

人と地球にやさしいこと


♢ フェアトレードということ   

 物を買うということは、好奇心がそそられそれに応えてくれる。それに、ほしいものが手に入ったときの満足感はなんとも言えない。
 でも私たちは、自分が買っているものが、誰がどこで、どうやってつくったものかほとんど知らないのではないでしょうか。
 今、世界のあちこちで、森の木が切られ、動物や鳥の住み処がなくなったりして環境破壊が問題になっています。途上国では、最低限の生活に必要な賃金さえ受け取れない人がいます。それがもしかしたら、私たちが買っている「安くて良い」商品をつくるためだとしたら商品の背景を知らずに買ってしまうと、私たちは気づかぬうちに環境破壊や貧困に加担しているかもしれないのです。
もし私たちが「つくる人にも環境にも優しい商品」を選んで買えばどうでしょう。「フェアトレード」は、そのような商品を生産者から公正な値段で買い取る貿易のことです。フェアトレードの商品を買うと、環境や生産者の権利を害さないだけでなく、生産者の村で小学校を建てたり、健康管理を向上させたり、識字率を上げたりすることを応援できます。フェアトレードが支援するのは、世界で最も底辺に追いやられた人々、例えば途上国の女性や子供たちであり、フェアトレードによって生活を向上させることができるのです。
 生活に必要な買い物でも、楽しみのための買い物でも、一人でも多くの人がフェアトレード商品を選んでいけば「違い」は確実に生まれるはずです。
 フェアトレードは、人と地球にやさしい貿易の仕組みです。アジアやアフリカ、中南米などの女性や小規模農家をはじめとする、社会的・経済的に立場の弱い人々に仕事の機会をつくり出し、公正な対価を支払うことで彼らが自らの力で暮らしを向上させ、自立できるよう支援します。<People Treeより>

フェアトレードの10の指針10 Principles of Fair TradeWFTO
1. 生産者に仕事の機会を提供する
 社会的に弱い立場に置かれた小規模の生産者が不安定な収入や貧困から脱し、経済的に自立することを支援します。

2. 事業の透明性を保つ
 経営や取引における透明性を保ちます。すべての関係者に対し説明責任を果たし、参加型の意思決定を行います。

3. 公正な取引を実践する
 バイヤーと生産者は、連帯と信頼、互いへの思いやりに基づき長期的な取引を行います。小規模生産者が社会的・経済的・環境的に健全な生活ができるよう配慮して取引し、利益を優先することはありません。また要望があれば、バイヤーは生産者に収穫や生産に先だって前払いを行います。

4. 生産者に公正な対価を支払う
 生産者に対し、その活動地域の基準で社会的に受け入れられ、生産者自身が公正だと考える価格を支払います。公正な対価とは関係者全員の合意により決定されるものです。男女の同等の労働に対し、平等な対価を支払います。

5. 児童労働および強制労働を排除する
 生産過程での強制労働を許さず、国連の「子どもの権利条約」および子どもの雇用に関する国内法や地域法を順守します。生産に子どもが関わる場合はすべて公開・監視の上、子どもの健全な生活や安全、教育、遊びに悪影響を及ぼさないようにします。

6. 差別をせず、男女平等と結社の自由を守る
 雇用や賃金、研修の機会などにおいて、人種や社会階級、国籍、宗教、障害、性別や政治的信条など、あらゆる面において一切の差別をしません。男女に平等の機会を提供し、特に女性の参加を推進します。また、結社の自由を尊重します。

7. 安全で健康的な労働条件を守る
 生産者が安全で健康的な環境で働くことができるよう、現地の法律やILO(世界労働機関)で定められた条件を守ります。また、生産者団体における健康や安全性についての意識の向上を継続的に行います。

8. 生産者のキャパシティ・ビルディングを支援する
 立場の弱い小規模な生産者に、ポジティブな変化をもたらすことができるよう努めます。生産者の技術や生産・管理能力などのキャパシティが向上し、市場へアクセスできるよう支援します。

9. フェアトレードを推進する
 フェアトレードの目的や必要性をより多くの人に知ってもらえるよう啓発します。また、消費者に対して販売者や生産者、商品の背景にある情報を提供し、誠実なマーケティングを行います。

10. 環境に配慮する
 生産地で持続的に採れるものなど、サステナブルに管理された素材を最大限に活用し、エネルギーの消費と二酸化炭素の排出が少ない生産を心がけます。農業ではできるだけオーガニックや減農薬など環境への負荷の低い方法を用います。梱包にはリサイクル素材や生分解可能な素材を用い、輸送にはできるだけ船便を使います。

2012年3月12日月曜日

「散骨は素敵だ!」

人生を終えた後、お墓に入らずに海へと還る「海洋散骨」を
希望する人が増えています。
先日もラボのイベントの後、参加者とお茶を飲みながら散骨の話題になり、
皆さんからは「石原裕次郎は海に散骨したのよね」という話から始まり
様々な意見が飛び交いました。
中には、自分は「どこの海にまいてもらうか、もう決めてあるんだ」という人も。

海洋散骨が一般的になったとはいえ、いざその時になると、
「全部まいてしまうのは寂しいし」
「周りが反対するのでは」と悩む人もいるといいます。
故人の遺志は尊重したいけれど、実際どうしたら・・・。

そんな皆さんからのご要望もあり、この度、海洋散骨「」の北田さんに、
エコフィン・ラボにお越しお頂き、海洋散骨について今までの事例や
その素晴らしさについてお話頂くことになりました。
そのタイトルは「散骨は素敵だ!」

ベーリング海・アラスカ海・太平洋・カリブ海・大西洋とヨットで旅をし、
今までに1100件以上の散骨を手がけてきた北田さん。
何より、朗らかなお人柄が魅力的なご夫妻です。
きっと海を愛し、知り尽くしているからこそ語られるお話になることと思います。

3月21日(水) 13:30〜、会場はエコフィン・ラボ2Fのミーティングスペースです。
ご興味がおありになる方は、ぜひお越しになって下さい。
(参加費無料。要予約。詳細は明日HPにてお知らせします)

2012年3月9日金曜日

「木の棺は使わないで」

アフリカ女性として初のノーベル平和賞受賞者、ケニアの環境活動家ワンガリ・マータイさんが昨年9月に71歳で亡くなりました。
マータイさんは生前、「自分が亡くなったら木の棺は使わないで」と言い遺していらしたそうです。
その遺志を尊重し営まれた。マータイさんらしい葬儀を紹介させて頂きます。

荒れ果てた大地に3000万本もの木を植え、また環境活動家としてだけでなく、女性の地位向上に尽くしたマータイさんの国葬は、一万人もの人が集まり10月8日ナイロビの国立公園で営まれました。
森林伐採の削減を訴え続けていたマータイさんは生前、自分が死んだら「木の棺は使わないで」と言い遺していたと言います。遺体は、骨組みに少量の竹を使いケニア西部ビクトリア湖畔に生息するパピルスなどで作られた棺に納められました。
ケニアのキリスト教徒は土葬が一般的なのですが、マータイさんは生前からの強い希望で火葬され、火を焚くのにも「木を使わないで」との遺言どおり、燃料には木ではなくガスが使われたそうです。
そして、女子学生たちの手でオリーブの木が記念に植樹され、遺灰は活動拠点にされていたナイロビ大学の敷地にまかれるということでした。まさに自然保護を訴え続けたマータイさんらしい、自然への感謝の気持ちと、緑に溢れる葬儀になりました。
マータイさんは、日本人が忘れかけていた「MOTTAINAI(モッタイナイ)」という心を、世界中に広め、
わたしたちにもう一度大切なことを思い出させてくれました。
「MOTTAINAI」という言葉との出会いにより、消費削減(リデュース)・再使用(リユース)・再生利用(リサイクル)という三つの意味合いに、自然への敬意や愛(リスペクト)という新たな視点をもたらすことが出来たことを喜んだと言います。
「出来ることからはじめよう」と、彼女の偉大な活動は一本の木を植えることからはじまりました。
わかってはいるけど、なかなか行動が伴わない日本人・・・とよく言われます。
彼女のシンプルで力強い言葉が、私たちの背中を押してくれているように思います。

エコフィン・ラボでは"私らしい”葬送について、皆さんと一緒に考えるイベントを毎週開催しています。参加された方からは、たくさんの自分らしい葬送についてのお考えをお聞きします。
でも、いったいどうすればいいのかしら...?という声も。

最期の時も”自分らしく”あること、そして遺された人々が大切な方を、その方の遺志を尊重して感謝の気持ちをこめておくりだすということ...。

ご自身が生きてきた証、そして故人が大切にしてきた想いを次の世代に繋ぐ、マータイさんが教えてくれたそんな"自分らしい”生き方、"自分らしい葬送”のあり方を、皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

棺と大学教育

下記の文章は、数年前のものですが是非ご紹介したくて「エコフィン・カフェ」よりコピーしてきたものです

*棺と大学教育*

  名古屋学院大学 人間健康学部・リハビリテーション学科

  教授 増田 喜治


「紫の棺桶が名古屋学院大学に運搬されてきた時のことを、今でも鮮明に覚えています。それは、想像以上に大きく、美しい器のようでした。一目見るだけで、静かに死の世界へ自分を押し出してくれるような、インパクトがありました。人目を意識しながら、私は速やかにその棺桶をガラクタが散在している研究室に運び入れました。その午後、心に病のある学生の一人が小声でこのように語ってくれました。「『爆死せよ。爆死せよ。』という言葉が聞こえて、寝れないのです。」早速、その学生を研究室に招待し、とりあえず立てかけてある棺桶に手を触れてもらいました。その学生は暫く考えて、このように言いました。「先生、死というものは静かなものですね。」無事、入棺を果たした別の学生は、「人間が最終的に必要なのは、この棺桶の空間だけです。」と語り、「扉をバタンと閉められた時、現実空間から拒絶され、異次元の空間への旅立ちを一瞬、感じました。」とも述べています。またある日本人の宣教師は、「棺桶に入った瞬間、天国へダイビングしているような感じがした」と入棺の体験を述べています。また、年に一度は棺桶をチャペルの講壇前に設置し、私は死と対話する必要性を淡々と語ります。夏期英語講習の蒸し暑い最終日に喝をいれるため、教室内に棺桶を持ち込んで、授業展開をしたこともあります。このように棺桶は自ら言葉を発して、心の必要に応じて様々のメッセージを私たちに語りかけます。
キリスト教主義の我が大学の美しいキャンパスにおいて「死」を考え、「死」の臨在感を覚える場として、チャペルの十字架があります。しかし、近年のゴスペルブームにより、十字架はファションとなり、死よりも生、苦しみよりも楽しみ、自己内省よりも自己表現の手段と格下げされてしまいました。一方、キャンパスを行き交う元気な学生達の影となり、生ける屍のごとく右往左往しながら、肩を落として歩いている姿を垣間みることがあります。この自然豊かなキャンパスにおいても、精神的な死は確実に、あまり認知されないで浸透しています。
このような状況の中で、私の英語の授業では、「死」のリアリティを内在化させるため、'end'という単語には「終わり」と「目的」という2つの異なった定義があることを解説しています。そして「終わり」と「目的」のように一見すれば関連ない概念がなぜ共存しているのかを学生達に問います。その答えは単純明快に旧約聖書に以下のように啓示されています。

「死の日は生まれる日にまさる。祝宴の家に行くよりは、喪中の家に行くほうがよい。そこには、すべての人の終わり(END)があり、生きている者がそれに(目的)に心を留めるようになるからだ。」  伝道者の書7章1節~2節

伝道者は語ります。「人が生まれた日は結構なことや、人が死んだ日もっともっと結構なこと。それは永遠への旅立ち。」なんという皮肉、なんという逆説。さらに伝道者は続けます。「宴会で楽しく騒いでも、人生の根本的問題解決には何もならへん。葬式に行って、棺桶を凝視しろ。終わりを悟らんか。その時に、棺桶は生きる目的をあんたの心に刻み込むのや。」
伝道者の言葉を読み、"end"という単語を授業の中で引用するたびに、死が持っている強烈なインパクトを棺桶で学生達にチャレンジしたいという願望が突如、思い浮かんできました。そんな時、タイミングよく名古屋学院大学のOBである増田進弘氏より三層式段ボールの棺桶の提供の話があったのでした。

Ecoffinology(エコフィンノロジー)とは、ecology(エコロジー:生態学) 、coffin(コフィン:棺桶)、-ology(オロジー:学問) を組み合わせた造語で、自然の生態との関連において棺桶の役割を美学として考え、人間教育を始めとして様々の分野へ応用していく先覚的で斬新的な実学です。棺桶に遺体を入れて焼却することは、自然の原理と生態に反する事であり、土葬や自然葬の形で葬むられたい, と願っている多くの方々がいることは事実です。聖書には、「あなたは塵だから、塵に帰り、土に帰る」(創世記3:19)とあります。従って、ある意味において生態学と棺桶学は相反する価値観を持っている事になりますが、これもまた興味深いテーマです。今後、この問題に関しても活発な議論が行われる事を期待しています。棺桶と大学教育、一見するとミスマッチのような感じがしますが、若者に「死」と対話させることにより、「生」の重さ、深さ、高さ、広さを感じ取る場を設ける事ができると思います。
Ecoffinologyの門出を心からの祝い、この概念が私たちの生活に浸透し、棺桶が豊かな人生を創造し、豊かな自然を守る道標となることを願って止まないものです。」

2012年3月7日水曜日

子どもの頃のお祭りのことを

渋谷からラボまで歩いているとき、ふと昔のお祭りのことを思い出した。
お祭りの時期は、蛍の舞うころだった。
そして、お祭りには提灯がつきもの。
その提灯をロウソクでなく、田んぼの脇を流れる用水路に小さな水車のようなモノを仕組んで発電して灯していた。

そんなもの今でもあるのかな?と思ってネットで検索。
ありました。

昔あったこんな知恵で、持続可能な社会を構築するコト初めかもと。

2012年3月6日火曜日

G-Funeralプロジェクトがスタートしました。

G-Funeralプロジェクトとは、「人に寄り添い、地球環境に配慮した葬送を模索し、地域社会の再構築と持続可能な社会づくりを目指すプロジェクトです。」


G-FuneralのGは、Green(環境)とGrief(グリーフ:深い悲しみ)のGです。

葬送に関しての大切なことが、核家族化や地域社会の崩壊により、伝えられなくなっています。そして、地域で教えてくださる人や学ぶ場所もないのが現状です。

このプロジェクトでは、まずはじめに「Webセミナー」を開設し、時間や場所の制約を受けることなく、みなさまにセミナーを受講していただけるようにWebセミナーをご用意いたしました。

まずはじめに、グリーフ(深い悲しみ:悲嘆)について学べます。この分野は、欧米に比べて書籍も少なく、また実際に学べる場所も限られています。

「身近な人を亡くしたとき、心に起こっていること」

講師は、株式会社GSIの橋爪謙一郎さんです。

<内容>
Chapter1「あなたはおかしくなったわけではありません」
Chapter2「死別を経験した時、心の中で起こっていること」
Chapter3「死別の深い悲しみ(グリーフ)についてしりましょう」
Chapter4「死別体験による影響について」(身体)
Chapter5「死別体験による影響について」(感情)
Chapter6「死別体験による影響について」(人間関係)
Chapter7「死別体験による影響について」(人生・生きがい)
Chapter8「悲しみとの向き合い方
各6〜10分くらい映像で、何度でも繰り返し学ぶことができます。


これから、このプロジェクトでは葬送をこれまでにない視点からみなさまに学んでいただけるようにコンテンツを充実させて行く計画です。





2012年3月5日月曜日

「遺言、私も書いてみようかな...」

「多分うまくやってくれるだろう・・・」と思っていたけれど
後々、大切な家族がとまどってしまうことになったなら・・・。

「遺言」や「相続」の話は、気になってはいても
近くに相談出来る人もいないし、何から手をつければいいのかも分からなくて、
という方は多いでしょう。
先日3月2日、エコフィン・ラボでは、
わかりやすく楽しく「遺言」について学ぶ "私らしさ”葬送セミナー
「家族円満計画〜想いを伝える遺言、ってどうすればいいの?〜」が
開催されました。
講師を務めて頂いたのは行政書士事務所九條の橋本高さん。
ご自身も、教材のイラストの円満家族のように
親御さんとお子さんと一緒に仲良く三世代で暮らしていらっしゃるそうですよ。
生涯をかけてきた想い・財産を、大切な家族にしっかりと伝えることの重要性、
正しく伝えられる表現方法など、身近な事例を挙げながら
分かりやすく話して下さいました。

悲しいのは、遺言がなかったばっかりに親族間で争いが起きてしまうケース。
長期にわたってこじれてしまうことも多いのだとか。
前もって知っておくことで、トラブルを防ぎ安心して暮らすことが
出来るだけではなく、改めて人生や家族とのつながりを振り替えることで、
より充実した日々を過ごすことが出来るのではないでしょうか。
参加者の方からは「自分書いてみようかしら」という声があがり、
次回の講座に期待大です。
次回「遺言」について学ぶセミナーは4月25(水)に開催します。
「相続のことでちょっと気になることがあるんだけど・・・」
「遺言て何を書けばいいの?」等々
不安や疑問をこの機会に解消し、これからのことを考えるきっかけにしませんか。

2012年3月1日木曜日

宇宙葬の取材が海洋自然葬を始めることに

1998年3月ロサンゼルスの北部のロンポックという町に3人で向っていた。
ロサンゼルス空港からロンポックまではレンタカー(記憶によればフォードのエクスプローラー)で移動。
宿泊は、エンバシースイートというホテル。中々おしゃれ。
ホテルに着くと、入り口に丁度着いたばかりの日本人男性2人組がいた。
すると一人がつかつかと同行の橘さん(この頃は私とは別会社だった)に近づいてきた。

「橘さんですね。北田です」

私は知らなかったが、事前に東京でコンタクトがあったよう。
ここから、「海洋自然葬 風」の北田さんとのお付き合いがはじまった。

私たちがここへ来た目的は、第2回目の宇宙葬の打上げの視察、北田さんたちは、ある出版社の依頼で宇宙葬を取材に。

その宇宙葬と言えば、現地の天候はすっきりせず、毎日明け方にバンデンバーグ空軍基地まで行き、寒さを堪えながらカウントダウンを待つ。
そして、明日に延期・・・う〜ん。
そんなことを何度か繰り返したので、みなイライラ。
そして、何日目だったかは忘れたが、雲がかかっていて、今朝も天候もイマイチ。
今日もないなと思っていたが、カウントダウンは続いた。
そして、・・・3、2、1、0
一瞬の光と轟音で打ち上がったのを確認。
ロケットは残念ながら雲で見えないが、雲の中を上昇し続ける光りが見える。

「あ〜、雲で見えない・・・おお〜!」一斉に歓声があがる。

雲からロケットが宇宙に向かって行く姿が突然現れた。
それは美しい光景だった。
間近で見るロケットの打上は、感動そのもの。
それまで、いつ打ち上がるか分からない宇宙葬に懐疑的だった私たちは一転「宇宙葬っていいね!」それくらいの感動があった。
この時の写真をお見せできなくて残念。

しばらく基地で待っていると、軌道に乗ったというアナウンス!
ビッグニュース!
このロケットには、東京のお客様のご遺骨が搭載されていたのだ。
早速、ホテルに戻りお客様に報告。

北田さんと数日間をこのロンポックで過ごす中、海が好きで奥さんと二人でヨットで太平洋を旅した話などをお聞きした。
ここへ来た目的も、世界の葬送事情ということで、葬送にも関心があったと思い、
「そんなに海が好きなら、散骨を仕事にしたら趣味と実益で・・・どう?」と軽く提案。

帰国後、すぐにスタートするのが北田さん。
元々デザイン会社だったから、パンフレットや証明書など素敵なのが揃う。
この後のお話は、北田さんご夫妻から・・・。

初めてお会いして14年目にして、北田さんから直接「海洋自然葬」についてお話をしていただくことになった。3月21日です。

エコフィン・ラボのスケジュール