2014年9月26日金曜日

いのちあるものは「リズム」を持っています

「リズム」、そのキーワードから、どんなイメージをもたれますか?

これから楽交の「ホリスティックなアロマテラピーを考える」第4回。今回のキーワードは「リズム」でした。


☆ 一日のリズム
☆ 一ヶ月のリズム
☆ 一年のリズム
☆ 一生のリズム


【いのちあるものは、リズムを持っています。】

そんなお話からはじまり、皆さんと一緒にアロマテラピーを考えていきました。



☆ 一日のリズム
夜寝て、朝起きる時間は決まっていますか?

☆ 一ヶ月のリズム
からだのリズム、女性は月の周期がありますね

☆ 一年のリズム
秋は内に入る時期、春夏秋冬のなかではからだに貯める時期です

☆ 一生のリズム
年々、身体は変化していきます


植物の一生に思いを馳せてみましょう。蒔かれた種からまずは根が出てきます。それから芽がゆっくり顔を出し、陽の光を浴びながら、葉が現われ、さらに美しい花が咲き、実をつけます。やがては静かに枯れていくその姿は、動物の一生にも似ています。植物や動物、すべての生物はリズムの中で動きます。身体と対話し、ゆっくりリズムを感じる丁寧な暮らしには、毎日は同じではないことに気がつくかも知れませんね。

[リズムを感じるアロマ作戦]では、ベンゾイン、別名「安息香」とも言われる香りをつかって、アロマスプレーをつくりました。


「安息香」は乳香や没薬と同様に、安息香は何千年もの間、薫香の成分として使用されてきたそうです。甘い香りが漂うラボとなりました。


【感想から】

・呼吸は意識してできることなので、深呼吸しましょう…はぜひ実践したいと思いました
・気分転換、リラックスのきっかけになりました
・生きている中には色々なリズムがあるんだなぁと思いました。その時々の低高に合わせて、自分の気持ちや行動を観察して理解してあげると、落ち込んだり、自分を責めたりすることが減っていくんだとわかりました。
・気持ちをゆるめる、リラックスしてほしいときに使っていきたいと思います
・牛乳より「のり」「わかめ」でカルシウムをとれるんだな、と少し安心しました。月のリズムの話も心に残っています
・リズムによって皮膚が再生されているとは思わなかったです、なぜシミやソバカスは取れないのでしょうか?
・生き物すべてにリズムがある、気分を変えたり、マッサージをしたり、掃除に使ったり、空気を換えたり、虫よけに…、生活に取り入れたいです!
・「安息香」の本物の香りをはじめて体験しました。「安息香」で満たされた部屋は呼吸が深くなるときき、やってみたいなと思いました

2014年9月11日木曜日

お困りごとは日常に。そんなとき、どうしたらいいと思いますか?

先日お邪魔した世田谷区のとある地域。
閑静な住宅が並ぶ綺麗な街です。

一軒のお宅に、ご近所の方がお集まりです。
介護をされている方、地域で支える方、お集まりの皆さんそれぞれが、暮らしの中で、困りごとや大変なことをお話しされていました。

お困りごとは日常の些細なこと。

例えば、
自宅をちょっと留守に。すると不在の間に郵便局からのお届け物が。ポストに残る不在通知。電話すれども、つながる先は機械の自動音声。言われた通りに操作をしたいけれど、メッセージの語りが早すぎて聞き取りずらく、操作が思うように出来ない…。

結局、電話は繋がらず、どうにかしたいけれど成すすべもなく、そのまんま。


「あー、そうそう、そうなのよね。」

「私も困っているの。」


だけれども、周りには、ちょっと聞いたり頼める人はいないそう。

そして皆さん口を揃えて
「近所のおつきあいは、殆どありません」

そんなとき、あなたの周りには助けてくれる方がいますか?

年を重ねれば、今まで普通に出来ていたことも、日々の些細な場面で、何かと不便が多くなります。そして、核家族化した都心は特に、単身や二人暮らしが激増、老老介護も増えています。

地縁、血縁の繋がりだけでなく、同じ価値観で繋がり助け合えるコミュニティ。

「これから楽交」は、あなたが地域で安心して暮らせるコミュニティ。

「おまかせ、丸投げ」ではなく、自分ゴトで学びあう活動を通じて「生き方」と「逝き方」を考えます。

あなたの地域にもお出かけしています。
あなたも「これから楽交」を一緒にはじめませんか?


これから楽交

ホームページ:http://www.korekara-gakko.net
Facebook:https://www.facebook.com/KOREKARAGAKKO


2014年9月2日火曜日

「母、祖父母に会いにいきたくなりました」

「母、祖父母に会いにいきたくなりました」


お出かけ「これから楽交」@寺カフェ代官山では、毎月第1月曜日(祝祭日を除く)、いのちの繋がりを考える、入棺体験!」を行っています。この活動は、新しいコミュニティのあり方を考える「寺カフェ代官山」×「これから楽交」のコラボレーション(協働活動)として定期的に行っている活動です。


9月1日、肌寒い小雨が降るお天気のなか、代官山の見晴らしよいビルの13階にある寺カフェ代官山でのワークショップにご参加いただいた体験の感想に、そんなお声を聴くことが出来ました。この活動は、もうすぐ1年目を迎えようとしています。
 




青空が見えるようなお天気の日には、窓から富士山も見える眺めのよい寺カフェ。ワークショップは和やかな雰囲気、記念撮影をパチリ!皆さま、ご参加ありがとうございました!




◆体験の声から一部をご紹介します◆


●入棺体験会に参加された理由は?

・自分が生きていることの確認ができる、カウンセリングの勉強のため、どんな感じなのか知りたい


・生と死に向き合い今後の生き方について考えたくなった


・自分が生きていることを実感したかった、だらだら続く日常生活に区切りをつけたかった


など、参加の理由もさまざまですね。


●参加のご感想は?

・参加して改めて、生と死について考えさせられました

・死をリアルに体験することで生きることが充実すると思いました

・短い時間でしたが、なかなかない機会を得られて、しっかり人生を生ききろうと思いました

・何かに包まれているような、あたたかい感じがしました

・母、祖父母に会いにいきたくなりました

・生きてる時間を大事にしたいなぁと思いました

・モノを減らして死ぬまでにすっきりとした生活を実現したい

・生きてることに感謝

・改めて自分が日々生きていることが当たり前ではなく感謝することだと思いました

・生きていることの有難みを感じました。まだまだやることがあるので死にたくないと思いました


「いのちの繋がりを考える、入棺体験!」
次回は10月6日(月)、皆さまのご参加をお待ちしております。

寺カフェ代官山

 「寺カフェ代官山」は現代の人々の、いわば「駆け込み寺」。何かに思い悩んでいる。誰に相談したらいいのかわからない。こんな小さな悩みを笑われたらどうしよう。でも今まで行った事があまりないから敷居が高い。皆さんが行きにくいのなら、わたしたちから出かけよう。新しいコミュニティのあり方を考える「寺カフェ代官山」×「これから楽交」のコラボレーション(協働活動)により実現しました。毎月1回、いのちの繋がりを考える、入棺体験会を行っています。
 
問合せ先:寺カフェ代官山/東京都渋谷区恵比寿西1-33-15 ENビル13F
TEL03-6455-1876 10:0020:00
URLhttp://teracafe-culture.com






2014年8月5日火曜日

「お葬式、手伝って!」


きっと周りの人たちは、その一言を待っているのかもしれません。
お互いの気持ちを繫ぐ「魔法の言葉」。

札幌の認定NPO法人「葬送を考える市民の会」会報誌に、
手作りの棺でお父さんを見送られた方の体験談が掲載されました。
ぜひ皆さんにも紹介したく、了解頂いた上でご紹介させて頂きます。

**********************************

「お葬式、手伝って!」
会員 越智 昌子さん(横浜在住)

90才の父を周囲に迷惑をかけずに送る葬式の形とは?・・・答えは本の中にあった。図書館で『女たちのお葬式』という本に出会い、私は、ようやく手掛かりを掴んだ。早速、相談を申し込んだ。でも、具体的な「葬儀見積もり」は、驚きの連続だった。
「遺体に病衣を着せてもらえるか病院に確認してください」
「エッ!」(はだかでの搬送体験ありなの?)
「段ボールのエコな棺もありますよ」
「エッ!」(段ボール?ですか?)
「棺に手作りカバー着けませんか?」
「エエッ!」(私、縫い物苦手なんですけど・・・)
そんな私だったが、見積書を父の妹(叔母) (叔父)に見せ、相談を重ね、何とかお葬式の準備をすることができた。
 そして父が亡くなった。打合せ通り、まず いとこが葬儀社と病院へ。「午後3時集合でお葬式準備をするのを手伝って!」と親戚に連絡。段ボールの棺を組み立て、いとこ達とワイワイ手作りカバーを着けた。その後の湯灌では、スーツ着用に時間がかかり、鈴(リン)担当は、何度も交替。でも、車イスの叔母・叔父はじめ、いとこ達もしずかにその様子を見守ってくれ、貴重な時間になったように思う。
 祭壇は注文せず、身内からの供花を飾り、叔母が選んだ遺影を置いた。
 棺にいれる千羽鶴も叔母が用意してあり・・・感謝!
 会場設営は終えたが、通夜は行わず、お寿司をつまみながら、しばし歓談。三々五々帰る人あり遅れてくる人あり・・・私はゆったり応対することができた。
 翌日「一日葬」(告別式)をお坊さんに行ってもらった。
 葬儀社さんが黒子(くろこ)に徹してくれたおかげで、親戚それぞれが何かしら働いたお葬式となった。このお葬式の雰囲気は、父にも気にいってもらえたのではないかと思う。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

越智さんが札幌に入院中のお父様の相談にこられたのは今年の3月でした。終活セミナーなど積極的に参加して勉強しているが、中々形がみえてこない。葬儀は身内だけで納得のいく送り方をしたいがどうすればいいのかと。
「祭壇をつくらなくても、その方らしい葬儀の形は表現出来ます。例えば、死装束や布を組み込ん作れる段ボール製のエコ棺など、何か一つでもご家族が手をかけたものがあると満足できますし温かな葬儀になります」とアドバイスしました。
 お父様が長年ご商売されていた酒屋さん時代の大判風呂式2枚で棺カバーを作られました。(「葬送を考える市民の会」スタッフ齋藤 弘美さん)

************************************

越智さんが紹介された棺は「表現する棺」エコフィンIS(i-Style)。
東京の「これから楽交」で行っている一つだけの棺づくりワークショプに何度も参加され、素晴らしい棺をつくりました。出来上がったカバーをスーツケースに入れ、葬儀の前日に親しい方々で棺を組み立てカバーを取り付け、皆さんがどなたも遠慮することなく、最期のお別れの時間を過ごされたことと思います。
暖かな葬儀を終えられたと知り、私たちスタッフにとっても棺をつくるお手伝いをさせて頂いた時間は、心に残るものとなりました。



2014年7月18日金曜日

Back to Basic !


私たちの生活を豊かにしてくれるツールとして様々なモノは今日まで進化し続け、
便利な暮らしや効率の良い仕事ができるようになっています。
しかし、何故か、どこか満足感が得られないと感じている人が
増えているような気がします。

例えば電気製品は、私たちの生活には欠く事の出来ないモノです。
昔の事を言えば笑われますが、それまでタライと洗濯板で時間をかけて洗濯。
その後、電気洗濯機が登場。2層式になり、全自動になり・・・
ドンドン製品は進化。時間と労力を掛けなくても、スイッチさえ入れれば
誰でも洗濯が出来るようになりました。

それで私たちの暮らしは豊かになったのでしょうか?

また、かつては紙に筆記具で手紙を書き、郵便ポストに投函して、
郵便配達の人が相手先まで手紙が届くというシステムでした。
届くまでの時間と返信の間が楽しみでもありました。
このごろは、もっぱらEメール。要件を打ってシューっと、
地球上のどこまでも瞬時に届けることができます。

便利なツールで、私たちはコミュニケーションを上達させたのでしょうか。

また、便利にはなって自分の仕事は効率よくスピードアップされたが、
返信も早く以前より忙しくなり、時間が足りなくなって残業ばかり・・・と
よく聞きます。

要件を瞬時に伝達でき便利になった反面、内容や相手の状況を思い浮かべたり、
気持を考えたりしながら文章を綴るということは少なくなっていませんか? 

効率的で便利な暮らしばかり求め、それに慣れてしまいますと、いつしか思考も
行動もいつの間にか深く考えるという事が少なくなって、体裁だけ整えるだけに
なってしまうのが私たち人間です。

「葬儀」の場面ではいかがでしょう。
葬儀には何回も会葬しているけれど、ほとんどのコトは葬儀社の人が
仕切っているので、自分は手伝うこともなく「お客さん」として参列するだけ。
頭ではこれまでの会葬の経験やメディアでの葬儀情報番組でイメージできるの
だけれども・・・実際には、どこから、いつどのような行動を起こしたらよいか
経験もなく全く分からない状態です。

考えておかなくても、いざと言う時には葬儀社のホールを使い、
葬儀社が提示した何でも含まれているプランを使い、
言われるがままに過ごせば、効率は良いし手間はかからないし、
あっという間にお葬式は終わってしまうでしょう。

でも本当に「そんな風に済ませてしまってよいのでしょうか?」

親しくしていた方々と、
心ゆくまで故人にまつわる物語を紡ぎ直す時間はありましたか?
その人の生きた意義をみつめ、
心からのお別れをする時間はもてたのでしょうか?

もしかしたら私たちは、便利さを追い求めるあまり、
大切なことを見失ってしまっていたのかもしれません...。
お葬式は見送る人と、見送られる人の関係性(コミュニケーション)の中で
営まれるもの。互いの想いが行き来する時間を、
効率や、便利さで済ませることは出来ないのです。
そしてその時間は、なんの準備もせずに創り上げることはできません。

これから楽交」は「生き方」が「逝き方」であると考えます。
いつか誰にでも「その日」は訪れます。
見送る側、見送られる側、双方を想い合い、
「これから」いかに生きるのか、「これから楽交」で一緒に考えてみませんか?

2014年7月9日水曜日

それぞれの「3分間」 ”生”を見つめるための入棺体験会

「3分」という時の流れ、
普段の暮らしのなかでは「あっという間」 それとも?
どのようなイメージがありますか?


新宿区にある寺町の静かな一角にある専行寺(新宿区原町)で、【お出かけ「これから楽交」 ”生”を見つめるための入棺体験会】を夕刻から行いました。

 
 
お寺が本来もつ、人と人、人と地域が繋がり、安心して集える場として、もっと地域と繋がりたいと活動をされている「専行寺」。
 
 
「生き方」と「逝き方」を楽しく学ぶコミュニティ活動として、普段の暮らし、地域のなかでもっと活動を広めたい「これから楽交」。
 
 
互いに伝えたい「根っこ」を共感し実現した協働活動として5月から始まりました。
 
 
専行寺の本堂です。普段、お寺に行かれることってありますか?気軽にお邪魔するには、なんとなく敷居が高いような…、そんなお寺に足を踏み入れ、輝くご本尊や重厚な雰囲気に、思わず背筋もピンとして、はじめは皆さんから笑顔が消え、とても緊張されています。
 

専行寺では、特徴的に「ひとり静かに棺に入る」という非日常の時を体験できます。

照明を暗く落とし、静かな本堂。ご本尊の前に置かれた「エコフィン・イズ(棺)」。エコフィンは(エコロジー+コフィン・棺)という名前で、人と自然、環境が循環する繋がりを考えた棺です。そこで、ひとり静かに蓋を閉じて、3分間、入棺体験を行います。



お集まりの方々と、日本のお葬式(火葬)の現状と環境問題との繋がり、時代と共に変化する家族のカタチと人を弔うというお葬式の本質、「いのち」のことを、一緒に考えていきます。

平松ご住職から、ある高校生による、ご自身が御祖父様を亡くされた死の体験を通じて、いのちについて学び考える新聞投稿から感じたことを題材にお話いただき、坊守(ぼうもり)の平松さんから、より生きやすい考え方、教えについてお話をいただく貴重な機会をいただきました。お坊さんや、お寺の坊守さんと、特別な日ではなく、日常の暮らしのなかで気軽にお話できること、本当に素敵だなと思っています。本当はもっと、お寺と人が近くなると、互いにとってもいいことがあるのではないかな、と思います。


 

今回の体験会、「入る3分出る3分」という新たな言葉ができました。

私たちは、「3分間」の入棺体験をしています。今回、順番に、それぞれが棺に入る体験をし、その後、次の方の棺の蓋を閉めて3分間、棺の側で待ちます。送る人、送られる人、それぞれの3分間を感じるプログラムです。宗派によっては、家族全員の手によって、棺の蓋を閉めることがあるそうです。


◆参加いただいた方の声◆

真っ暗な中での3分間、自分のこと、家族のことに思いをはせるひとときになりました。非日常の体験ができました。

自分が死ぬ時の送られ方、亡くなった家族のこと、健在ですが自分の親のことを考えました。

死ぬってどんなことなのかを知りたいと思っていたので参加しました

やはり生きている間は楽しんでやっていきたいと思ったり、あの世にいく時は”楽しませてもらった”と言いたいと思った

何を感じるか、やってみないと想像もつかなかったので参加しました

残念ながら、3分は足りませんでした…、キョロキョロしてあっという間だったので、心が定まらず…、3分終了

楽しい場で予想外でした。死を意識したり、生きるありがたさを感じたい気がしていましたが、今日のこの時間が笑顔と和のあるものだったので、それが生なのだと思えました

入る前と入る後、気持ちの変化は何もない!3分間ずっと動いていた。静かにできない自分を発見した。あと、目を開けても暗く、何もみえないことにおどろいた‼

こわいかな…という思いはなかった。それより、前の人の温かみがのこっていてあつかった(笑)

自分が入っている時間の3分と、傍で待つ3分は、同じ時間でも、全く違う3分間に感じました。
―――――

お寺で、”生”を見つめるための入棺体験会。

棺に入ると、夕刻ということもあり、お腹がすいてお腹のなる音が棺のなかで響き、自分は今、生きているんだな、と感じましたという感想もありました。

今、生きているということ、それが、誰しにもあるいつか逝くことに繋がる。

これから楽交では、これからの「生き方」と「逝き方」を楽しく学ぶコミュニティ活動を通じて、それぞれの私らしい、自分らしい生き方を見つめて考えていくこと、楽しく学び合う場を地域の皆さんと一緒に、これからも活動していきたいと思っています。

次回はご一緒にいかがですか?ぜひお待ちしております。

真宗大谷派 専行寺
東京都新宿区原町3丁目26番
※入棺体験会の詳しい日程についてはお問合せください
03-3203-7625

2014年7月2日水曜日

海に還る、自然葬  海洋散骨という選択

「散骨」と聞いて、どんなイメージをもたれますか?

自然葬、という言葉が登場し、既に20年近くもたつそうです。

自然葬は「海洋散骨」や「樹木葬」など、「お墓」に入るかわりに、遺灰を海や山へまく「散骨」をして、その方が好きだった場所などで、思い出と共に自然に還ることを選ばれる方法のひとつとして、知られるようになりました。

近年、核家族から更に独居や二人世帯も多くなる都心では、誰が「お墓」を守るのか、その継承者問題など、現代お墓事情も複雑化し、悩みの声も多く聞かるようになりました。


これから楽交では、今回、「”私らしさ”葬送計画 散骨は素敵だ」と題し、海洋自然葬の「風」代表の松木さんから、海に還る海洋散骨についてお話をうかがう講座を行いました。



スライドでは、広がる青い一面の海に、船上から色とりどりの花びらと、白い粉末が、風にのって海に流れていく様子が映っていました。また、その方が好きだった、飲み物などをそっと注ぐような場面もみられました。


「遺骨が海に広がっていくのが、天に昇って還っていく感じがする」

「世界中、海はつながっているので、どこに居ても海を見た時に思い出し、心の中で手を合わせてくれれば…と思います」

「海にまく、思い出の場所にかえる、美しいお花にロマンを感じました」

参加いただいた方からの感想や質問など、終始、話がつきない講座となりました。

好きな場所に散骨してもらい、自然のなかへ還っていく、という、とてもロマンティックなイメージをもっていた海洋散骨。でも、その反面、お墓を持てない、お墓の継承者がいない、という現実的な側面から、お墓でない選択肢として、遺骨を海へ、という方法が選ばれていることも、散骨が年々増加している背景の理由として知ることができました。

「海に散骨してほしい」と、家族にその希望を伝えていても、実際には、遺された家族が散骨に抵抗がありキャンセルとなってしまったりと、本人と家族とのコミュニケーションの必要性も改めて感じるエピソードもありました。この世を去る人、遺る人、それぞれの思いもまた、必ずしも一緒であるとは限りませんね…。

今回の「海洋散骨」のお話をうかがう中で、よりリアルに「自分らしい葬送」について、皆さんと一緒に考えてみることができたように思いました。







2014年6月23日月曜日

90才の父を、周りに迷惑をかけずに見送りたいと私はずっと考えていた・・・


思い出の風呂敷でエコフィンiSをつくり、親戚の方々と自分たちらしくお父さまを見送られた方のお話が、6月10日の神奈川新聞「自由の声」欄に掲載されました。
自分らしくありたいと願い、行動された越智昌子さん。
丁寧に時間をかけ仕立てられた棺は、それは素晴らしいものでした。

実は越智さん、遠距離介護を続け葬儀についても不安を感じていた昨年、同じく心境を投稿されているのです。

「あの時」と「この時」

越智さんに了解を頂き、今日はその2通のお話をご紹介いたします。
【手作りの葬式で父見送る】越智 昌子さん(横浜市保土ヶ谷区)
「90才の父を、周りに迷惑をかけずに見送りたいと、私はずっと考えていた。
そんな時「女たちのお葬式」という本に出会った。
葬式に対する柔軟な考え方に魅了され、著書のNPO法人「葬送を考える市民の会」に、父の葬儀の相談をした。

 具体的に葬儀の見積もりを進める中、環境にやさしい棺「エコフィン」を教えられ、さらにカバーの手作りを勧められ、面白いと思った。

 先日、父が亡くなり、打合せ通りの葬式を行うことができた。まず、いとこが動いてくれた。祭壇は注文せず、身内からの供花を飾り、叔母が選んだ遺影を置いた。
お坊さんには「一日葬」をお願いし、親戚には告別式だけ行うと言い、
前日の準備(棺の組み立て等)を手伝うよう依頼した。
 
 車いすの叔父、叔母が見守る中、いとこたちが大活躍。
ワイワイ言いながら棺に手製のカバーをした。湯かんし、スーツを着せ納棺。
会場設営も皆で口を出した。帰る人あり、遅れてくる人ありのゆったりした時間。
親戚が全面協力してくれ、父は幸せだったと思う。
神奈川新聞 2014年6月10日(火)「自由の声」欄掲載)



【老老介護も天命全う願う】越智 昌子さん(横浜市保土ヶ谷区)
父90歳、私62歳。親子です。
病院の面会日誌に「長女」と書きますが、スタッフさんには夫婦に見えるらしい。
「白髪を染めよう」と真剣に思います。
そこで一句。
 親の老い背負いかねたり共白髪
「年寄りじゃないけど若くもないのよねェ」遠距離介護もはや10年。
そこでもう一句。
 親が老い貯えが減り子は不安
 私はお金持ちではないので、親の負担で何とか続いた遠距離介護。
何度か経済的な危機もあり、「ドキドキ」と「胃炎」は今も顕在。
父の命と貯蓄残高のカウントダウンにドキドキしています。
 また、「葬式が出せない」という最悪の未来におびえ、眠れぬ夜も。
情報を集め「直葬」と「合葬」を選択。何とか自分を納得させましたが...。
 ボケてはいませんが、現実的な判断が不可能になっている親には、配慮やうそも必要。親の精神的安定を維持しながら、天命を全うしてほしいと願います。
私の選択に対する周囲の批判には、この白髪頭を下げています。
親子の老老介護の経緯はこんなものです...。
神奈川新聞 2013年8月13日(火)「自由の声」欄掲載)

当時は「直葬」を選択されていた越智さんですが、その後、
「お葬式は誰のためにするのかな」と自問。
自分だけでなく、伯父や伯母たちもお別れをしたいはずではと、何とか式ができないかと考えます。既成概念にとらわれず、自分たちらしいおくりかたを見つけ、「これから楽交」の講座に参加されて思い出の布を用いて棺を用意しました。
最初はお別れの日が近いことにショックをうけた親戚も、出来上がった棺の写真や報告に「目で見て一歩ずつ、お葬式に向かってくれた」と。その結果は「親戚が全面協力してくれ、父は幸せだったと思う」この一文にこめられているように思います。これから楽交」が背中を押してくれた、と後日お話をお聞きした際に、そうお聞かせくださいました。

「して後悔することと、しなくて後悔すること」

「老い」や「死」、誰もが不安をかかえながら、どこか当時者意識を持ちづらくなっています。今、本当に大切なことをともに見つめ、それぞれの経験を持ち寄ってそっと支え合える存在が必要と考えます。
これから楽交」はお互いにそうありたいと願っています。


「エコフィンiS」
http://www.willife.com/is/

「生き方」と「逝き方」を楽しく学び合う「これから楽交」https://www.facebook.com/KOREKARAGAKKO

2014年6月20日金曜日

【木を植える棺 エコフィン・イズ】

【木を植える棺 エコフィン・イズ】

といっても、棺、自らは木は植えません…。でも、木を植えています、モンゴルに。そんな棺があるんです。
http://www.ecoffin.jp/inochinomori.html

エコフィンの名前の由来は、エコロジー+コフィン(棺)=エコフィン。何がエコなんでしょうか?

エコフィンを形作る素材とその仕組みがエコなんです。材料に使われているのはトライウォール。環境に配慮し「循環型」という新しい考え方の棺です。
http://www.willife.com/is/kankyo/index.html

木を使ったら、木を植える。

この循環は、一見、簡単なように思われるかも知れませんが、地球全体でみても、日本をみても、全く簡単ではありません。今の状況は、かなりバランスを崩した在り方となっています。

森と自然のバランスを考え「循環型」という新しい考え方の棺は、世界の森、日本の森を守りたい、そんな思いがつまっています。世界の森のためにモンゴルに木を植え、日本の森のためにモア・トゥリーズ(代表:坂本龍一氏)に寄付をしています。
http://more-trees.net/about/

木を植える棺、 エコフィン・イズ。

次世代の子ども達に、よりステキな未来を残したい。今年も、賛同いただいた皆さまの思いを添え、モンゴルに木を植えます。

2014年6月16日月曜日

「入棺体験会」って、どんなことをするの?

「入棺体験会、ってどんなことをするの?」
  生きている人が本物の棺に入り、ひとり静かに棺で横たわる体験をします。


「なぜ?そんなことをしているの?」
 なぜでしょう?ヒントは「 "生"を見つめるための…」、体験からの感想は人それぞれです。



◆体験者の感想から◆

「本堂のご本尊の前で、ひとり、入棺できるのは、とても贅沢なことだな、と感じました。大事なことを学び直す機会になったと感じます」

「今日はとても貴重な体験をすることが出来ました。3分間短いようで、長い入棺体験でした。自分が亡くなった時よりも、なぜか両親の事を考えてしまいました。今を大切に生きていこうと思いました。」

「参加された皆さんとお話することが出来て、とても光栄でした。”死”というものは、なかなか他の方と話す機会がないので、他の方の死生観を聞くことは、自分のコトを考えるきっかけとなりました」

「もっと世の中に広がっていくとすこやかな世の中になっていく気がしました」

「お寺で行うことは、リアルすぎるかなと思いました」



「生きている人」が「生きているうち」に自分の足で入ることは通常はあり得ない「棺」。

「棺」に入ることに、皆さんは「何」を求めているのでしょうか?もしかしたら、あなたにとって、大切なコトを見つめる体験になるかも知れませんね。

「入棺体験会」をやっています。

詳しくは「これから楽交」のFacebookページで!

これから楽交
https://www.facebook.com/KOREKARAGAKKO

これから楽交(がっこう)は、
これからの「生き方」と「逝き方」を楽しく学ぶコミュニティ活動です。

2014年6月9日月曜日

感動とも達成感ともつかない、ジワジワくるもの


「世界でひとつだけの棺づくり」ワークショップに参加された方が、感想をつづって下さいました。ぜひ皆様にもお読み頂きたく、紹介させて頂きます。



【オンリーワンの棺づくりを体験して】

「大切な人を見送る形は、家族や自分が納得できる形にしたい。
最近、そんな考えが少しずつ市民権を得はじめているような気がします。
メディアなどではもっと前から取り上げられていたとは思いますが、
身の回りの実感としてとなると、やはり、やっと少しずつ…と。
そうはいっても、葬儀に関してはどうしても親類やお世話になった方々のことも考えないわけにはいかない。もちろん、すべて家族や自分(故人の意志も含めて)の自由にできればベストだと思いますが、もし、すべてが自由にならなくても、できるだけ自分たちがよいと思える形で送りたい。
 両親とのたまの会話の中で、そんな話題もちらほらする年代になった今。
見送りの形に選択肢やバラエティが増えたのは心安らぐことに思えます。

 そういった時に出会ったウィルライフさん。葬儀という死後のことだけでなく、
大切な人との関係や、自分自身の豊かな暮らしを見つめ、その先に続くお見送りまで
同じように心豊かな納得できるものにするための活動をしている…と感じて
気になっていました。
 たまたまご縁があって出掛けた駿台トラベル&ホテル葬祭マネジメント学科」(今はこんな学科があるんですね)の卒業研究発表でも、ウィルライフさんの手掛ける棺を見掛けました。
 エコフィンというダンボール製の棺に、学生たちが手作りで着物(故人の愛用品という設定)の生地を貼ってつくった“故人の思い出に包まれた棺”としての展示でした。ダンボール製ということで環境に優しいのはもちろんですが、シンプルでスタイリッシュな外観。ダンボールなので自由にメッセージや絵を描いたり、紙や布を貼り付けるのもラクそうです。
 そこで、行ってみました。ウィルライフさんの「エコフィン・ラボ」。
実際に思い出の棺づくりを体験できるワークショップです。
西麻布という都心なのに、小さく静かな路地にたたずむラボは、まるでカフェか趣味の雑貨屋さん、本屋さんのような癒しの雰囲気。
あたたかなスタッフの方々に迎え入れられると、誰もがほっと寛いでしまうはず。
 棺づくりの材料や道具は用意していただいているので、手ぶらで参加OK
作業の前に、手作りの紙芝居で葬儀と環境の関係をわかりやすく学べます。
詳しい内容は長くなってしまうので、ぜひ実際に足を運んで聞いてみてください。
ただ、葬儀という人生の最後。
土に還る、無に還るなど考え方はそれぞれだとしても、とにかく自分をリセットするときに、こんなに環境に負荷をかけるのは矛盾はなはだしい!
 と、ちょっと熱くなった気持ちも、実際に作業に取りかかるとすぅーっと落ち着いていきます。ひとつひとつの手仕事に、とにかく無心になってしまうんです。

 この日は私の他に、2人の方が棺づくりに参加されていました。おひとりは、自分で思い出の棺づくりも始めていらっしゃるベテランさん。ハンドメイドの腕前はプロ級とお見受けしました。この方とスタッフさんに導かれて、まずは用意していただいていた着物をほどいていきます。


 恥ずかしながら、こういった手作業は本当に久しぶりでした。失敗しそうでドキドキしながらも、どんどん集中できてしまう。なんとも不思議で心地いい感覚です。
「自分の棺作りに定型やルールはないので、少しくらい失敗(たとえば間違ったところを切ったり)したり、最初の予定と違っても大丈夫」というスタッフの方の言葉にもホッとして…何枚かの着物をほどいて測る。切って布地状にする。デザインを考え、縫い合わせて、エコフィンの上蓋に挟み込んで仕上げる。手順だけをごく簡単に追ってしまえばこんな感じです。

 もちろん1枚の着物でも素敵に仕上がりますし、着物と好きな端切れや、上級者であれば愛用の洋服から生地をとることもできそう。ただ、印象的だったことのひとつとして、着物のリフォームのしやすさがあります。ほどくとシンプルな長方形の布、数枚になる。
この清々しさ、汎用性はすごい。着物を洋服にリメイクするのも流行っていますが、確かに棺というのは、形状的にも思い入れ的にもぴったりのアイデア!

 そして出来上がった棺を見ると(入ってみることもできます)、自分の思い出の棺というわけではないのに、なんともいえない想いがこみ上げてきます。
感動とも達成感ともつかない、ジワジワくるもの。
これが大切な人を見送るためや、自分自身の準備としてなら、作っている時、仕上がった時、どんな感慨に満たされるのか…。
 みんなでおしゃべりしながら楽しく作ったこともあり、あっという間に仕上がったイメージ。実際は2時間くらい掛かったと思います(ミシン掛けなど難しいところは、すべて得意な方にお任せしてしまった結果ですが)。
お見送りのための棺づくりであれば、ひとりでじっくり大切な人との思い出を噛み締めながらもよし、ごく親しい方々と思い出話をしながら仕上げるのもよさそうです。
どのように作るにせよ、手を動かすことによる癒し効果はとにかく大きいものだと、
普段、ボタンつけくらいしかやらない(できない?)私が実感。
それによって深い悲しみや消失感が少しずつ緩和されると共に、故人への感謝や愛情が深まるのだと確信させられる貴重な体験でした。
皆様、本当にありがとうございました。」

参加された三人+スタッフ二人、母として、娘として、女性として、女性5人あつまれば話しは当然つきません。年代を超えて、お互いの立場を想像しあい、気持ち通じ合わせたひと時でした。
「生き方」と「逝き方」を楽しく学び合う「これから楽交(がっこう)」では、エコフィン・ラボにて、定期的に「わたしだけの棺づくりワークショップ」を開催しています。6月の日程は6/12(木)、6/26(木)10:00〜。
ぜひ皆様も自分だけの棺づくりを通し、自分らしい葬送について考えてみませんか。
個人での製作レッスンも承っています。
お気軽にご相談ください。

「私は思い出の着物で棺をつくります」
〜世界でひとつ、わたしだけの棺づくりワークショップ〜
次回開催:2014年6月12日(木)10:00〜
会場:エコフィン・ラボ(東京都港区西麻布2-26-5)
主催:これから楽交(がっこう)

詳細はこちらをご覧下さい。
https://www.facebook.com/events/1461935000711133/








2014年5月30日金曜日

私しか知らない、私らしさ。たったひとつの私の棺。

私しか知らない、私らしさ。

練習を重ね、思い出がたくさん詰まったフラダンスの衣装でオリジナルの棺をつくりたい。

【世界でひとつ、私だけの棺づくりワークショップ 】。本日はフラダンスの
素敵なプリント生地からオリジナルの棺iS(i style)をつくります。一体、どんな私らしさを表現してくれるでしょうか?

ちょうど、ハイビスカスの花が咲くこの季節にピッタリな雰囲気です。



さてさて、普段は着物を皆さんと一緒に解いていきますが・・・、
今日は素敵なフラダンス用の衣装を解いていきます。

フラダンスの衣装は、ギャザーがたっぷりとしていて、解くとたくさんの生地となりました。


縫いづらいところは、両面テープで留めていくこともでき、
本当に簡単に仕上げていくことができます。


鮮やかな花が一面に広がって、オリジナルの棺は花に囲まれました。
本当に、素敵な仕上がりです。




もしも最期のときには、この棺を囲む方々が、
「そうそう、そういう人だったよね」と語りあうような…。

伝わる想いが溢れる素敵な「たったひとつの私らしさ」になりました。

あなたらしい毎日を大切に。そして最期まで、私が望む私らしさを。


【わたしは思い出の着物で棺(エコフィン・イズ)をつくります
世界でひとつ、わたしだけの棺づくりワークショップ】
http://www.willife.com/?p=3025
 
▼これから楽交の活動はこちら
https://www.facebook.com/KOREKARAGAKKO

▼ワークショップについて詳しいお問合せはこちら
・E-mail ecoffinlabo@willife.com
・FAX:03-6861-3356   
・TEL:03-6861-3355 これから楽交(ウィルライフ㈱内)
 

2014年3月1日土曜日

あのとき、私は、それが言えなかった...

【あのとき、私は、それが言えなかった...】

 『遺されたモノから見えてくること』
Date 2014.2.27 PM19:00~20:30

-最愛の、最高の、よき理解者である伴侶を失うということ-

少し、くすんだ雨が降っていました。
だからかも知れません。
共に心で泣いて、泣いて、泣いた夜となりました。

亡くなって、失ってみて、その大切な人ともう二度と話すことが出来ない...、よんでも答えてくれず、同じ世界にいないということが現実になってみて、やっと自分がどれだけ相手を大切に思っていたのか、素直な気持ちに気づくこと、例えば、そんなこと、あるかも知れませんね。

 大切な方との記憶を繋ぐ「モノ」を通じて、その想いを聴き合う小さな会。 『遺されたモノから見えてくること』。雨の降る日に、静かなエコフィン・ラボで行いました。


 「あのとき、私は、それが言えなかった...」

 頭ではわかっていても、どうしても言えないことってありますね。頭ではわかっているから、後から心が締め付けれるほど痛くなる... そんな思い、誰にでもきっと、あるのではないでしょうか。縁あって一緒になった夫婦という関係であっても、永遠に毎日がバラ色の人生という訳ではないかも知れません。時には、距離を置き、そのうちもっともっと距離があいてしまって、はじめの関係から、理想から、どんどん遠くなってしまうこともあるかも知れませんね。

素直に伝えることが出来たなら、それを十分に頭では理解していても、心の中の杭がどうしてもひっかっかっていて、その一言が伝えられなかったということがあるかも知れません。


「ごめんない」「ありがとう」「愛しているよ」  ...あの時、言えなかった言葉。

「いつでも、そばにいるよ」「いつも、見守っているよ」 …きっと、遺したかった言葉。


人は人に、想いを心と言葉で伝えられると、なんていいのでしょうね。


皆さんの想いを「今日はじっくりと聴き合う場」という安心のもと、聴き合う会をしています。人はそれぞれ、例え同じ親を亡くした兄妹姉妹であってもその哀しみのタイミングが違ったりして、同じタイミングで同じように共感できるかはどうか、もしかしたら難しいかも知れませんね。また、頭ではわかっていても、受け入れられなくて気持ちがついていかないこともありますよね、きっと。

そんなことを話せたり聴き合う「場」として『遺されたモノから見えてくること』という会を開いています。

実は普段、心の奥底にそっとしまっていらっしゃる方がおられましたら、そんなあなたの想いを聴きあう小さな会をしていますので、どうぞ、次回の会でお待ちしておりますね。

『遺されたモノから見えてくること』

講師は花村睦さん。「クリスタルクリア」主催 こころとからだとくらしを整えるインストラクター 今を元気に楽しく、すっきりと生きるためのサポートをしています。
http://pavicrystalclear.com/


これから楽交 Facebook https://www.facebook.com/KOREKARAGAKKO
エコフィン・ラボのイベント案内 http://www.willife.com/ 

2014年1月30日木曜日

ホリスティックの視点で葬送を考える

システマタイズされた世の中では、全てが効率良く、
ものすごいスピードで過ぎさっていきます。
出来上がったものが目の前に出てくることが当たり前。
私達はあまりにも考えることなく、
与えられることを当然に過ごしてはいないでしょうか?

昨日、エコフィン・ラボで社内学習会を行いました。
テーマは「ホリスティック」

「ホリスティック」は、「全体的」「全的」とも訳されますが、
日本語ではぴったりと当てはまるものがなく、なかなか理解しにくいのも事実。
ことばの語源はギリシャ語のHolosであり、これは「全体」を意味する言葉ですが、
その意味は物質的な「全部」を意味するのではありません。
同じ語源から生まれたことばには
Whole(全体)、Heal(癒す)、Holly(聖なる)、Health(健康)など。
普段なじみの深い言葉も含まれていることに驚きます。
「ホリスティック」はこういったすべてを含めて「全体」という意味なのですね。

「環境」にフォーカスしたエコフィンを中心とする事業は7年を経て、
新たな拡がりをみせています。
葬送における私らしさ(i-Style)の追求。
「生き方」と「逝き方」を学ぶ「これから楽交
活動が多様化する中、関わり合う全ての人や出来事を深く理解する上で、
「ホリスティック」という考え方を、いま学ぶ意義は大きいものと感じます。

講師を務めてくださったのは、
「ホリスティックなアロマテラピー」に取り組む久保田泉さん。
もともと薬剤師として西洋医学の中にいた経歴をお持ちで、
その後代替療法であるアロマテラピーの魅力に開眼。
これから楽交」でもアロマテラピーを通して、より私らしい「生き方」をみつめる
講座を毎月開いてくださり、いつしか欠かすことの出来ない講座となりました。
なぜ久保田さんがエコフィンに、そして「これから楽交」に響き合ったのか、
そしてその出会いが与えた影響についても、ご自身の体験を通して
聞かせてくださいました。
久保田さんの一言一言は時に強く、時に優しく、
それは花びらの吹雪の中にいるような時間・・・

そんなことにこだわるの?というようなこと。
でも一点にこだわるからこそ、見えてくるものがあります。
私たちがもともと持つチカラ。
目に見えるもの見えないもの、
たくさんの関わり合いの中で育まれたチカラ。

「ホリスティック」をベースとした取組みは、
医療・農業・教育・セラピーと社会で様々に拡がっています。
確かに手間もかかるし、時間もかかる。
でも、寄り添うことができます。
異質のものを排除するのではなく、受け入れ、包み込み、響き合うことができます。
そこに、物質がもつ限界はありません。
経済・効率再優先の社会が抱えるたくさんの問題を解決するカギが
「ホリスティック」という考え方から見つかりそうです。

私たちウィルライフ、そして「これから楽交」は何を目指し、すすもうとしているのか。
同じように「ホリスティック」という、今までとは全く違った視点で
葬送を見つめることで、深くしみこむ学びの時間となりました。
お話のキーの一つにあった
「全てのいとなみには時がある」
その言葉を、今噛み締めています。


講師をつとめて下さった久保田さん、本当にありがとうございました。
いつか皆様にもお話をお聞き頂ける機会をと思っています。
その時は、ぜひご一緒ください。

【関連キーワード】
これから楽交
エコフィン
エコフィンiS(FBページ)、エコフィンiS(web)
こころとからだにやさしいアロマテラピー講座