2012年3月14日水曜日

I'm so sleepy〜どうにも眠くなる展覧会〜

私たちは誰もが毎日眠って、毎日夢をみているのに、
意外と「眠り」や「夢」の知識は少なく、深く考えたことはないかもしれません。
24時間光と音が溢れる都心、インターネットでいつでもどこでも、
地球の反対側の人とだって繋がるようになった現代、
私たちの時間や空間にたいする概念は大きく変わりました。

多様化したそれぞれのライフスタイルを通して、ひとりひとりが
「眠り」を見つめ、感じ、考え、眠る(!)展覧会が東京世田谷区で開催されています。


会場内には、眠っている間に体内でおきている変化やリズムを
分かりやすく展示していたり、
「何でこんな夢をみたんだろう」って思うことありますね。
「夢」をみる仕組みの解説や、世界で違う「夢」の捉え方のスライドも。
どうにも眠くなっちゃうのは世界の「ねどこ」体験コーナー。
ハンモックあり、ハイジのような藁のベッド有り、
そして、以前静岡のお店に伺ったことのある菊屋さんの蚊帳を発見!
世界中に安眠・安心をとどけようと、力強く眠りの大切さを伝え続ける菊屋さん。
この蚊帳は天然ヘンプ(麻)で出来ています。
余分な水分を吸収発散する麻の蚊帳の中は、室温より2〜3度低く
感じられるのだとか。殺虫剤の使用抑制も出来るので、
アトピーや喘息にも効果があり、「安らかな眠り」のために
今蚊帳が見直されているのだそうですよ。

この日も長ーいこと、中の方は眠っていた様子。
蚊帳の中って、何だか落ち着ける、不思議な空間ですものね。

会場内はどこからともなく水琴屈の静かな音が響き、
柔らかな間接照明のほのかな灯り・・・。
ゆっくりと眠るためには、その環境も大切なのですね。

「世界中が平和で人々が安心して安眠出来るように。
毎日毎日の眠りの繰り返しが人生ですね。
そして健やかにから、いつか安らかに永久の眠りに・・・」
菊屋の三島治さんの言葉です。

朝、太陽とともに目覚めて、明るい光の中活動的に過ごし、
だんだんと夕方の暗がりとともに眠くなってきて、
そして、夜深く穏やかな眠りが訪れる・・・。
今の私たちの脳みそは進化しすぎて、いろんなことを考えすぎて
眠れなくなってしまっているのかもしれません。

私たちの一生も、まるで同じよう。
一日に終わりがあることを意識して、穏やかな眠りを見つめた時、
本当の意味で自分らしくどうやって「生きる」かが、見えてくるのでは...
そんなことを考えさせられました。
皆さんも、自分らしい眠りを見つけに行ってみませんか?
どうにも眠くなっても、会場では誰も起こさないそうなので(閉館まで)
どうぞお気を付けて・・・。

2012年3月18日(日)まで
三軒茶屋キャロットタワー3/4F
生活工房ギャラリー/ワークショップルーム







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