2012年7月6日金曜日

【宇宙ヘチマ成育日記・番外編】長い眠りからさめてみると

スペースシャトルに乗って、宇宙に滞在し地球に戻って来た宇宙ヘチマ。
エコフィン・ラボで育てているのは、その二世種子です。

頂いた40粒の種を撒いたのが、5月中旬。
一ヶ月後の6月15日に4番目の発芽を確認して以来、
その後、芽が出ることはありませんでした。
4つの苗に想いを託し、芽が出なかった36個のポットはそろそろ
片付けなくては・・・。
土は乾燥させてからしまおうと思い、大きな袋に全ての土をあけました。
その後10日ほどがたち、程よく乾いて来たのでそろそろ奥にしまおうと、
袋に近づいてみると・・・ん?
なんと、土の中からヒョロリと伸びたヘチマの芽が!

他の苗から遅れること三週間。
すこしばかり長い眠りから目を覚ましてみたら、随分と深い土の中に。
上へ、上へと光をもとめて伸びて来たのでしょう。
もうダメだろう・・・と諦めてしまっていたことにちょっとお詫びをしつつ、
急いで、他の苗が育つプランターに移し替えてあげました。

それにしても、驚くべき生命力。
ほんの少しの水分しかなかったはずなのに・・・。

そういえば以前シベリアの永久凍土から見つかった3万年前の種子の
発芽に成功し、花を咲かせたというニュースを読んだことを思い出しました。

小さな種には、私たちの想像をはるかに超えるエネルギーがつまっているのかも
しれませんね。







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