2012年3月15日木曜日

家のお墓には入りたくないのです・・・


昨日、ある女性からお電話いただきました。
遺品整理のキーパーズの本に「宇宙葬」について載っていたので、電話しました。
お客様としばらく、宇宙葬についてあれこれお話させていただきました。

お客様のお話をよくうかがいますと、実は家のお墓には入りたくないということでした。
結婚後、色んなことがあったようで死後は自由にしたいと願っているようなお話し振りでした。
良く聞くお話でもあります。

「宇宙葬」ですと、これまでの例ですと7グラムのご遺骨を宇宙にお届けするので、お客様が希望されているように全骨となると、大変な金額になります。
それでしたら、海への散骨というのもありますが・・・。

「それって禁止されていないのですか?」
「いえ、大丈夫ですよ」「費用も比較的お安いですし・・・」
「例えば、富士山の見えるところで・・・」

明るい声で「私はそれがいい!」

「では、パンフレットをお送りいたしましょうか?」
「おっ、お願いします」(ものすごく嬉しそう)
「遺言書に書いておかなければね・・・」
「そうですね。自筆の・・・」
「では、早速パンフレットをお送りいたしますね」
「よろしくお願いします。ありがとうございます」

約10分間くらいの時間でしたが、お客様の想いが伝わって来ました。

葬送に関する情報は、なかなか必要な人のところには届けにくいものですし、いくら様々な手段を通して情報発信しても、受取手が関心のあるときでなければキャッチしてもらえないというもどかしさがあります。
それでも、あきらめずにお客様が欲している情報を、これからも分かりやすくお伝えできるようにしなかればと思わされたお客様からの電話でした。

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