ecoffin LABO event 2012 5/21-6/29
テーマ「グリーフワークとしての葬送を考える」
大切な人を失った時、人は心の奥まで傷つけられたような深い悲しみや、
今まで体験したことのないような様々な想い、感情がわき上がってきます。
なかには自分を見失ってしまう程の混乱に陥ってしまうこともあるでしょう。
そういった感情は、周りの人達に理解され支えられることで次第に整理がつき、
自分らしさを取り戻していけるのです。
ところが、この深い悲しみや感情を外に表現することなく、心の奥に
溜め込んでしまっている状態のことを英語で「グリーフ」といいます。
日本では「死別の悲嘆」などと訳されたりもします。
親族や社会との繋がりが密接だったかつては、大切な人を失った時、
その悲しみを周囲の人々が共有し、また一つ一つ意味を込めて執り行われてきた
「葬送」には、時間と段階を経ながら大切な人がいなくなった現実を受け止め、
グリーフ(悲嘆)の状態から一歩ずつ前を向いて歩き始めるためのプロセス(グリーフ
ワーク)としての意味合いがありました。
ところが急激な少子高齢化・核家族がすすんだ現在、地域社会や親族との人の
繋がりは薄れ、また葬送は簡略化、その結果、人々は悲嘆やその想いを表出する
場所や機会を失ってしまいました。
悲しみを押さえ込むことは、身体的・精神的に変調をきたしたり、
グリーフ(悲嘆)の状態を長引かせる一因となってしまいます。
人々のライフスタイルは変化し、「本当に親しい人達だけで、ゆっくり心を
こめて大切な人をおくりたい」と望む人が増加した現代において、
葬送のかたちとはどうあるべきなのでしょうか?
従来のスタイルにとらわれることなく、故人の遺志、そして家族が今まで大切に
してきた価値観を尊重した葬送の実現こそが必要とされているのではないかと、
私たちウィルライフは考えます。
そこで、グリーフワークの視点から"自分らしい葬送"について考えるイベントを
企画致しました。テーマは「グリーフワークとしての葬送を考える」。
シリーズ第一回目となる今回は、「棺」と「仏衣」をクローズアップ。
います。
そして今までにエコフィンを選んだ方々の想いや、旅立ちの装束に込められた
先人の知恵を紹介するセミナー、それぞれの想いや考えを語り合う「語る会」を
開催。グリーフワークの出発点ともいえる葬儀においても、その人らしい選択が
出来ること、またその意義について皆さんと一緒に考えるイベントです。
エコフィン・ラボで見て、知って、考えて、語り合い・・・
皆さんそれぞれの「グリーフワークとしての葬送」を見つめてみませんか?
■ テーマ:「グリーフワークとしての葬送を考える」
■期間:5/21(月)〜6/29(金)
■ 展示
【みる1】環境共生型エコフィン
・特殊三層段ボール製のエコフィンと一般的な合板製棺のカットモデルの比較展示
・「葬儀と環境のむすびつき」がわかるパネル展示
・エコフィンをご利用頂いたお客様の声の紹介
【みる2】旅立ちの衣装「天使服」
・天使服と従来の死装束との比較展示
・天使服をご利用になった方々の声の紹介
■学習会
【まなび1】5/25(金)13:30〜15:00
「エコ棺からはじまる"私らしい葬送”」
「環境と葬儀の結びつき」について、またエコフィンをご利用頂いたお客様の
声からどのような想いをこめて「人と地球にやさしいお葬式」が選ばれているのか
ご紹介します。
【学び2】6/13(水)13:30〜15:00
「先人の知恵から学ぶグリーフワークとしての死装束の役割〜天使服〜」
■語る会
6/27(水)13:30〜15:00
テーマ「悲しみ」を語りませんか?
人の生命には限りがあり、いつか必ず大切な人との別れの時が訪れます。
深い悲しみを受け止め、想い出とともに歩み始めた経験をお持ちの方もいらっしゃる
でしょう。あなたはどのように「悲しみ」と向き合いますか?
この日のエコフィン・ラボでは、和やかな空間の中、お茶を飲みながら皆さんと
一緒に語り合える「語る会」を開催します。「悲しみ」のかたちは人それぞれ。
皆さんのご経験や、お話をお聞かせ下さいませんか?
ご予約は不要。どうぞ気軽にお立ち寄り下さい。
お茶と小さなお茶菓子を用意してお待ちしています。
■会場
ウィルライフ エコフィン・ラボ
東京都港区西麻布2-26-5
TEL:03-6861-3355
月〜金(10:00〜18:00)
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