ものすごいスピードで過ぎさっていきます。
出来上がったものが目の前に出てくることが当たり前。
私達はあまりにも考えることなく、
与えられることを当然に過ごしてはいないでしょうか?
昨日、エコフィン・ラボで社内学習会を行いました。
テーマは「ホリスティック」
「ホリスティック」は、「全体的」「全的」とも訳されますが、
日本語ではぴったりと当てはまるものがなく、なかなか理解しにくいのも事実。
ことばの語源はギリシャ語のHolosであり、これは「全体」を意味する言葉ですが、
その意味は物質的な「全部」を意味するのではありません。
同じ語源から生まれたことばには
Whole(全体)、Heal(癒す)、Holly(聖なる)、Health(健康)など。
普段なじみの深い言葉も含まれていることに驚きます。
「ホリスティック」はこういったすべてを含めて「全体」という意味なのですね。
新たな拡がりをみせています。
葬送における私らしさ(i-Style)の追求。
活動が多様化する中、関わり合う全ての人や出来事を深く理解する上で、
「ホリスティック」という考え方を、いま学ぶ意義は大きいものと感じます。
講師を務めてくださったのは、
「ホリスティックなアロマテラピー」に取り組む久保田泉さん。
もともと薬剤師として西洋医学の中にいた経歴をお持ちで、
その後代替療法であるアロマテラピーの魅力に開眼。
講座を毎月開いてくださり、いつしか欠かすことの出来ない講座となりました。
そしてその出会いが与えた影響についても、ご自身の体験を通して聞かせてくださいました。
久保田さんの一言一言は時に強く、時に優しく、
それは花びらの吹雪の中にいるような時間・・・
そんなことにこだわるの?というようなこと。
でも一点にこだわるからこそ、見えてくるものがあります。
私たちがもともと持つチカラ。
目に見えるもの見えないもの、
たくさんの関わり合いの中で育まれたチカラ。
「ホリスティック」をベースとした取組みは、
医療・農業・教育・セラピーと社会で様々に拡がっています。
確かに手間もかかるし、時間もかかる。
でも、寄り添うことができます。
異質のものを排除するのではなく、受け入れ、包み込み、響き合うことができます。
そこに、物質がもつ限界はありません。
経済・効率再優先の社会が抱えるたくさんの問題を解決するカギが
「ホリスティック」という考え方から見つかりそうです。
同じように「ホリスティック」という、今までとは全く違った視点で
葬送を見つめることで、深くしみこむ学びの時間となりました。
お話のキーの一つにあった
「全てのいとなみには時がある」その言葉を、今噛み締めています。
講師をつとめて下さった久保田さん、本当にありがとうございました。
いつか皆様にもお話をお聞き頂ける機会をと思っています。
その時は、ぜひご一緒ください。
【関連キーワード】
これから楽交
エコフィン
エコフィンiS(FBページ)、エコフィンiS(web)
こころとからだにやさしいアロマテラピー講座
0 件のコメント:
コメントを投稿